私(佐藤)は本来、和菓子よりも洋菓子が好きだ。歳を重ねて、和菓子の魅力も少しずつわかってきたけど、やっぱり基本は洋菓子派。餡子よりもクリーム、まんじゅうよりもシュークリーム、あんみつよりもプリンを好む。そういう男である。
そんな私が行くべき工場直売所が埼玉・熊谷にあった。業務用高級洋菓子の製造卸を行う「ジャパンフード株式会社」の直売所に行ってみたところ、商品購入者向けのサービス品が驚くべき値段で売られていた! 切り落としのスポンジケーキが安~~い!!
・駅地下の直売所
やってきたのはJR熊谷駅。熊谷というと「暑い街」として知られている。2018年に最高気温41.1度を記録して、観測史上1位の気温を記録した。2020年に静岡・浜松でも41.1度を記録しており、単独ではなくなったがそれでも日本屈指の暑い街であることに違いはない。
直売所へ行くには、ここで秩父鉄道に乗り換えなくてはならない。秩父鉄道に乗るのは初めてだな、たぶん(歳のせいで過去の記憶が曖昧になりつつある……)。
秩父鉄道の車両は華やかだな~。この車両は「秩父三社トレイン」というそうだ。「寳登山神社」「秩父神社」「三峯神社」を各車両で表現しており、車内にもラッピングが施されている。
車内で名所に関する知識が得られるので、乗ってて楽しいね。
1駅先で下車。その駅の名は「ソシオ流通センター」である。弊社は「ソシオコーポレーション」というので、何となく親しみを感じるな、うん。
ここから徒歩約1分のところに、目的のジャパンフードがある。少し歩いたところで看板発見! あそこだな。
敷地内に入ると、すぐのところに入口があった。駅から近くて最高の立地じゃないの。いいですねえ~。
・何を買うか迷う~
中に入ると冷凍ショーケースの上に品書きがあった。販売スペースはそう広くないけど、品揃えはかなり魅力的。
隣の壁には本日のオススメスイーツが貼り出されている。バスクチーズケーキ・レアチーズムース・アップルパイ・モンブラン・タルトタタンなど、目移りしちゃうなあ。どれを買って帰ろうかな~。
全部行くか! と言いたいところだけど、持ち合わせた保冷バッグにも限界がある。せいぜい1品が限界かな~。お店では保冷バッグの持参を推奨しているので、訪ねる方は大きめの保冷バッグを持っていくことをおすすめするぞ。
ふと下の方を見ると、「怪我の巧名」から産まれたという面白い商品を発見した。
このシュークリームは本来「甜菜糖(てんさいとう)」入りのアールグレイ紅茶クリームを入れるはずだったのだが、その甜菜糖を入れ忘れたクリームを生地に入れてしまったために、カットした真ん中に甜菜糖入りのクリームを添えたのだとか。
お客さんからしてみれば、ありがたいミスといって良いかも? これは買いましょう。
よ~く吟味して、これらの中からベストバイを選ぶぞ!
・スポンジケーキ安すぎた!
そうして購入した商品はこの3点です。保冷バッグで持ち帰った後に、冷蔵庫で3~4時間かけて解凍した状態である。
まずはバスクチーズケーキ4号(税込1600円)。本来は冷蔵庫で15~30分解凍した後に、クッキングペーパーを外して、さらに約6時間解凍すると美味しく頂けるそうだ。時間の都合でペーパーをつけたまま3時間程度解凍している。
てっぺんはこんがりとした焦げ目がついていて、とても美味しそうだ!
カットすると、解凍具合は良い感じ。食べてみると、解凍はもうあと1時間で完ぺきだったかなあ。とはいえ、口に入れると濃厚なチーズのコクと優しい甘さでとろける~!
お次は先ほどの、怪我の巧名から産まれたシュークリーム(税込350円)。こちらは2時間の解凍でした。本当は皿に移したかったけど、どうしてもクリームを上手くすくえる気がしなかったので、このまま頂きましたよ。
紅茶クリームがとにかく濃くて、アールグレイの香りが口いっぱいに広がる。サクっと仕上がった生地との相性もグッド!
そして今回1番のお買い得品がコレ! 商品購入者のみ買うことができる、チョコスポンジの切り落とし。お値段はなんと税込200円!!
とにかくデカくて、平皿に乗せると皿がスッポリ隠れてしまう。
しかも! 1枚ではないのですよ。6枚も入ってた~! これで200円はマジでお得!!
スポンジはしっとりとしてほんのり甘い。でもこのままこれだけ食べると口の水分を持っていかれるので、ホイップクリームやチョコレート、アイスなんかを添えると良いかもね。デコレーションの土台にするのもアリかも。
なお、雨の日は単価1000円以上の商品がさらに100円引き! 雨の日は狙い目ですぞ。
ということで、熊谷には高級洋菓子をお得に買える直売所があるぞ。洋菓子好きは要チェック! 和菓子好きの人もたまには洋菓子を楽しんで頂きたい。
・今回訪問した店舗の情報
名称 ジャパンフード株式会社 工場直売所
住所 埼玉県行田市持田2373
時間 10:00~17:00 土曜10:00~15:00
定休日 日祝
参考リンク:ジャパンフード株式会社、秩父鉄道、気象庁
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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