有給なので「シェアサイクル」に乗って中央線と並走してみた結果 → 〇〇に妨害されて完走を断念した話 2ページ目(1ページ目はコチラ


時刻は夕方4時。カウンターの端っこに陣取った私(あひるねこ)は、とりあえず瓶ビールの中瓶(税込550円)を注文した。暑さと疲労であまり呂律が回っていないのが自分でも分かる。


よく考えたら最後に「四文屋」に入ったのは子供が生まれる前。いや、結婚前か? いずれにせよ5年以上前だろう。数年ぶりの四文タイムが、まさかこんな唐突な形で訪れるとは思わなかったが……


まずは1杯。


端的に言おう。神であると──。


・染みる

一体いつぶりだろうか? ここまでビールが命の水のように感じられるのは。今の私はさながら珪藻土マット。体内に入ったビールを秒で吸収し、そのビールがどこに行ったのかは誰にも分からない。まさに四次元胃袋だ。


何となく “四文屋勘” を取り戻してきた私は、ここでセンマイ(税込300円)ともつ煮込(税込390円)を注文。「四文屋」といったらやはり煮込である。


もちろん一味もマスト。



そしてもう一つ、絶対に忘れちゃいけないのがレバごま塩(串は税込120円)だ。レア感を残した絶妙な焼き加減でウマし。国分寺店、やりおる。


さらにカシラハツを塩。


シロはタレで。


ええ、豪遊ですわ。



さて、そろそろ手持ちの道具を変えたいところだが、「四文屋」で避けて通れないのが金宮焼酎の梅割り(税込390円)である。その破壊力ゆえ、1人3杯までしか注文することのできない背徳の蜜だ。


焼酎をなみなみ注いだところに……


梅シロップを注入!


表面張力の限界を突破してゆけ。


ぶっちゃけただの焼酎ストレートだが、「四文屋」に来たからにはこれを飲(や)らずに帰れないだろう。馬刺し(税込440円)も投入で豪遊にさらに拍車をかけるも……。


気付けば時刻は夕方5時を回ろうとしている。もうすぐ子供が保育園から帰ってくる時間なので、心惜しいが今日はこの辺でそろそろお開きにしたい。

まあ焼きとん屋で一人長っ尻(ながっちり)は無粋ですからね。ちょうどいい頃合いなんじゃないでしょうか。



・休暇の終わり

店を出た私は国分寺駅から中央線に乗って帰宅。流れる景色を眺めながら、改めてこう思ったのだった。電車って速ぇ……。


次回は国分寺からスタートして東京駅を目指すのか? その場合、再び有給を取るのか? そして結局「四文屋」の罠にハマるのか? すべての予定は未定であるが、引き続きチャリには乗り続けようと思います。

次回の更新を気長にお待ちくださいね。ではまた。

参考リンク:HELLO CYCLING四文屋
執筆:レンタチャリ師・あひるねこ
Photo:RocketNews24.