練習とは、その内容の濃さでなく頻度が重要である。私(佐藤)はポールダンスを通じて練習について、そう学んだ。メイクも同じだ、上達するには数をこなすのが1番! ってことで、今日も練習しよう。

ただし、何か新しい道具なり知識なりを試さなければ、前に進まない。ってことで、書店でメイク初心者の私にふさわしそうな本を買ってきた。

「10日間できれいになる 神崎恵のメイクの練習帳」(税込764円)だと!? 購入してその内容をたしかめてみたら、思ってたのと違うけど、大変参考になった!

・5日間眉毛

神崎恵さんとは、美容誌に数多くの連載を持つ美容家で、Instagramのフォロワー数が80万人を超えているそうだ。神崎美容塾の塾長も務めており、後進の育成にも励んでいるとのこと。

私がコレを手に取ったのは、「誰でも簡単にできる」と書いてあったからだ。初心者はこの手の優しい言葉に弱い。だが、何事もそんな簡単ではないことも重々心得ている。


努力なくして成長なし! って、どっかの会社の社訓か何かにあったと思うけど、ワシもそう思う! 自分が練習に励む以外、近道はないのだ!


で、実際にページをめくってみると、その内容に驚いてしまった。なぜなら、書き方練習帳みたいになっているのだ。


一瞬、ペン字の練習帳と買い間違えたかと思ってしまった。メイクも結局、描き方の問題なのね。字も絵も下手くそな私は、少し暗い気持ちになった……


さらに驚いたことに、「10日間できれいになる」とあるけど、5日目まで眉毛の練習だ。アイラインが初めて登場するのは6日目!


10日間の日程は、1~5日目まで眉。6~8日までアイライン。9日目にアイシャドウとマスカラ。10日目にリップとチークで終わりだ。もっと顔全体のことについて、繰り返し練習するのだと思っていたけど、まさか眉で全日程の半分を費やすとは……。

神崎先生によると「眉で顔は変わる」とのこと。したがって本書では眉に多くのページを割いているらしい。眉か~、正直苦手なので訓練に良いかも。



・意外な発見!

実際に練習してみよう。描き方の練習はペンやえんぴつでも良いみたいなんだけど、練習ページの挿絵にブラシがあったので、ブラシで練習してみよう。


練習といっても、1日目は横棒を引くだけ。眉の下を決める線を描く。ブラシでやってみたけど、線がぼやけてわからないので、眉毛ペンで今一度同じ線をなぞってみた。


1日目の課題は直線なので、これでたちどころに上手くなるとは思わない。けど、線を意識することは大事だなと感じました。今後、日を追うごとに課題が複雑になるので、1つひとつやって行こうと思う。



ちなみに本書には、基本的なメイクの仕方や道具の使い方も掲載されている。それによると、アイシャドウは指で塗るとの記載があった。

ナニ!? チップを使わないといけないと思っていたけど、指でもいいのか!? その発見を踏まえて、指でシャドウを塗ってみたら、すごくやりやすい! 手で直塗りもアリというのは大きな発見だ。

それを踏まえて、7日目のメイクがこちら!




今まで狭かったシャドウが広く濡れて、自分なりには満足している。だが、私の目指す「マネスキン」のダミアーノさんに近づけているのかはわからない。ダミアーノさんよりもむしろ、『ダークナイト』のジョーカー役、ヒース・レジャーさんに近づいて行っている気がしないでもないな……

とにかく練習あるのみ! 皆さま、引き続きメイク初心者の私に、救いのアドバイスをお願いします~!


参考リンク:Amazon
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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