肉食獣の皆さま、お待たせしました! “ガッツリ系” 最強チェーン店「伝説のすた丼屋」から、新メニューが8月28日から販売されたぞ!!

その名も『濃厚ブラックW牛焼肉丼』。「濃厚」「ブラック」「W(ダブル)」という、3つのワードからはどんな焼肉丼か想像がつかない。

その正体を確かめるべく、販売日当日に店舗に訪問。さっそく実食したところ、個人的に2種類の焼肉の明暗がハッキリ分かれたが、過去一美味いかも? と思えた逸品だった。

・お馴染みのラインナップ

謎の新メニューを味わうべく、販売日当日に私(耕平)が足を運んだのは、「伝説のすた丼屋 水道橋店」だ。


店頭のグランドメニューの横に、今回の新メニュー『濃厚ブラックW牛焼肉丼(税込1280円)』が載っていた。


どうやら「濃厚」と「ブラック」は、このメニューで使われている「ブラック醤油焼肉タレ」のことで、「W(ダブル)」は牛ホルモンと厚切り牛の2種類の牛肉のことを指しているようだ。


店舗に入って、券売機で注文する。


今回も唐揚げやメンチカツとの「合盛りメニュー(税込1580円)」や、定食バージョンなど、お馴染みのラインナップに入っていた。

そして私が注文したのは、肉が並の2倍ある「肉W盛り(税込1880円)」だ。


・どんぶり界のブラック

席について、新メニューの出来上がりを待つ。調理している間、ニンニクの香ばしい匂いが食欲を刺激する。


そして『濃厚ブラックW牛焼肉丼 肉W盛り』が運ばれてきた。


おお……よく考えたら、ご飯ものの丼で「ブラック」を謳っているメニューは、あまり目にしたことがない。脂が乗った大きめのホルモンと、厚切りの牛焼肉に「ブラック醤油焼肉タレ」がたっぷりかかっている。これ、絶対に美味いやつだろ。


期待度MAXになったところで、まずはホルモンから食べてみる。


うん、なるほどね。


このホルモンは、以前限定メニューで販売されていた「牛ホル豚バラ焼肉丼」にも使われていたのではないだろうか? ただ、ホルモンをニンニクベースのタレで食べたのは初めてかもしれない。


次に、厚切り牛を口に運んでみると……


えっ?


なんだ、この肉。厚切りなのにメチャクチャ柔らかい。今まで「伝説のすた丼屋」には何十回と足を運んでいるが、こんな肉を食べたのは初めてだ。

この厚さで、歯を使わないでも食べられるんじゃないか? と思うほどの柔らかさだ。


続けて、ご飯と一緒に食べてみる。


新メニューの表記に「ご飯が止まらない ブラック醤油焼肉タレ」と書いてあったが、間違いない。2種類の肉をじっくり比べながら食べ進めていると、あっという間に半分を平らげていた。


ここで、味変に温玉をブチ込んでいく。


パカっと、卵黄も混ぜていって……


ホルモンと厚切り牛を、交互に食べていく。


さらに、七味で味変。


そうこうしているうちに、気がついたら完食していた。


・率直に思ったこと

今回の新メニュー『濃厚ブラックW牛焼肉丼』だが、今まで食べてきた数々の「伝説のすた丼屋」のメニューの中でも、歴代ナンバーワンクラスだったかもしれないと思うほどの衝撃だった。


その理由だが、圧倒的だったのは厚切り肉の存在だ。


こんなに厚いのにビックリするくらいの柔らかさ。このレベルの肉をチェーン店で味わえたことが衝撃だった。

その厚切り肉に対して、同じ丼に入っていたホルモンの存在。これは個人的にミスチョイスかもしれないと思った。

その理由は食感のギャップ。良い意味で言うと2種類の食感が1つの丼で味わえるが、逆にあまりに厚切り肉のインパクトが強すぎて、もう一方のホルモンのコリコリした食感が邪魔になってしまっていると感じた。


そして、このメニューは丼よりも定食の方が、素材の美味しさが増すのではないかと思った次第だ。ともあれ、個人的には「厚切り牛推し」になってしまった。店舗が近くにあるようなら一度食べてみることをオススメするぞ!

参考リンク:伝説のすた丼屋 
執筆:耕平 
Photo:RocketNews24.