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【戦いか】埼玉県民がゴリ押す「武蔵野うどん」を初めて食べたらアゴがぶっ壊れそうになった → なのに今すぐ食べに行きたい!

2024年8月18日

あなたは「埼玉県の名物グルメ」と聞いて何を思い浮かべるだろう? 元千葉県民の私は数分考え抜いた結果「草加せんべい」をひねり出すのがやっと。埼玉にネガティブな感情は一切ないが「ピンと来ない」というのが正直なところだ。ところが……。

知り合いの埼玉県民いわく「埼玉は隠れうどん王国」なんだそうな。その知人が『武蔵野うどん』をオススメしてくれたのだが……。P.K.サンジュン、46歳。生まれて初めてうどんでアゴがぶっ壊れそうになりました。

・うどん共和国

うどんと言えば「香川県」のイメージがあるが、農林水産省によれば埼玉県のうどんの生産量は香川県に次いで全国で第2位。「埼玉 うどん」で検索すると「埼玉はうどん共和国」という観光ページがヒットするほど、埼玉はうどんと縁が深いらしい。

私もかつて「こうのす川幅うどん」を食べたことがあるが、それのみならず多くの種類のうどんがあることが埼玉うどんの特徴のよう。その中の1つが『武蔵野うどん』である。



・バキバキのコシ

武蔵野うどんは埼玉県西部と東京の多摩地区が発祥の郷土料理で「非常に強いコシ」が特徴とのこと。ビシッとコシの強いうどんが大好きな私としては願ってもないうどんではないか。

知人いわく『武蔵野うどん』は「とにかくクセが強い」「山梨県のほうとうに近い」「うどんなのにツルツルいけない」などなど、かなり個性的なご様子。特に「うどんなのにツルツルいけない」は非常に気になる。

・池袋へ

というわけで、都内で『武蔵野うどん』が食べられるお店を調べたところ、池袋にある「うちたて家」がヒットした。ネットでは非常に評判が良く、うどんもお店で手打ちしているとのことだ。

で、日曜日の15時すぎに「うちたて家」に到着すると……ウソだろ? この時間なのに行列だと? しかも妙に若い女性が多いぞ? え、スイーツじゃなくてうどんのお店ですよね?

結局15分ほど並んで入店し、オーダーしたのは「きのこうどん」である。麺のサイズは800グラムを選択し、価格は1290円であった(ちなみに最大サイズは1kgで、きのこうどんの場合は1400円)。



・マジか

やがて到着した『武蔵野うどん』は、妙にゴリゴリしているというか武骨というか。いずれにせよ “しなやかさ” は感じない「マッチョなうどん」という印象だ。……それではいただきます!


え、すいとん?


脳が感じたファーストインプレッションはズバリ「すいとん」である。見た目通りにガチムチな歯応えは、うどんではなくすいとんを連想させるほどハードな食感。うむ、これは確かにツルツルいけない。

またお出汁は優しい味わいで、パンチ力は弱め。その分うどん自体に塩分があり、逆にお出汁の優しさと小麦の甘さがよく伝わって来た。食感自体はヘビー系だが、味は意外にも繊細だ。それにしても……


うどんがかてぇ!


半分を過ぎる頃にはすでにアゴの疲労を感じ、食べ切る頃にはこめかみまで痛くなっていた。うどんでアゴがぶっ壊れそうになるってどういうことーーー! 戦いかよ!! うどんって離乳食の定番でしたよねーーーー!?



・ヤミツキ

一方で、この硬さがめっちゃイイ! ここまでハードな硬さは唯一無二であり、中毒性は非常に高かった。正直、記事を書いている今現在「もう1回食べに行っちゃおうかな?」と頭によぎるほどヤミツキになるうどんである。

西に資さんうどんのような柔らかいうどんがあれば、東に武蔵野うどんのように硬いうどんもある。みんな違ってそれがいい。うどん文化の奥深さを感じた『武蔵野うどん』であった。ところでなんで女の子が異常に多かったんだろうか……?

・今回訪問した店舗の情報

店名 うちたて家
住所 東京都豊島区南池袋3-13-17
時間 11:00~21:00
定休日 不定休

参照元:うちたて家農林水産省ちょこたび埼玉
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.

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