2024年8月11日から12日にかけて、東京ビッグサイトにて開催された「コミックマーケット104(C104)」。事前には台風が直撃するのか、あるいは連日続いていた雷雨にやられるのか等、いろいろな可能性が危惧されていたが、何だかんだで両日とも晴れに恵まれることとなった。

いや、恵まれたと言うには、いささか暑すぎたかもしれない。両日ともに最高気温は36度だったそうだ。皆さんお疲れ様でした。

・13万人

準備会からの当日レポートによると、準備会側でも猛暑に備えて空調設備の効果を高める狙いで一部シャッターを閉じるなど、様々な工夫を講じていたようだ。

参加者側でも水冷服や空冷服、また、去年紹介した私が実際に採用している装備を参考にした方など、いつもに増して重装備が目立っていたように思う。

それらの効果のおかげか、特に大きな事故やトラブルは無く終了できたそうだ。12時から終了までほぼ屋上で過ごす私の方でも、(恐らく熱中症で)ダウンして運ばれていく参加者の数は、いつもと変わらない印象だった。例年より暑かった中でのこの結果は、そう悪くないのではなかろうか。

1日目と2日目の来場者数はともに13万人で、累計で64の国・地域からの参加者があったそう。まごう事なき国際的なイベントだ。準備会側でも海外からの参加者に向けての対応を強化しているそう。

・ブルアカ

本題のコスプレの前に、現地の様子からお伝えしていこう。まずは国際展示場駅。ほぼ恒例と化したが、今回も改札周辺は『ブルーアーカイブ(ブルアカ)』がジャック。


秋葉原駅の中央改札がYostarにジャックされて久しいが、コミケの2日間は都内の2つの駅の主要な改札が1社にジャックされることになる。これはけっこう凄いことだと思う。


ブルアカは駅前でも、直近のゲーム内イベントと関連したイラストの冷却材を配布。こちらもほぼ恒例だ。私の個人的な記録によると、毎年だいたい午前9時半~10時ごろに駅前に行くと配っている。

今回は再TVアニメ化されている『狼と香辛料』のホロの うちわ も配られていた。ちょうど場内で実用できるアイテムを配ってくれるのは嬉しいところ。


・献血カー

場外の様子で気になったのは、恒例の「献血カー」が見当たらなかったことだ。いつもであれば、正面前の待機列の後方辺りに陣取っている。


今回は献血コラボがないのか……? そう思ってググったところ、今年も「コミックマーケット104献血応援イベント」が開催中のもよう。

現地に車が来ていなかっただけで、8月11日から9月30日まで、全国の献血ルームで400mLの献血を行うとポスターが貰えるいつものヤツが実施中だそうだ!

まあ今回みたいな酷暑だと、献血待ちしている間に倒れかねないからな。しかし車が現地にないということで、今期の献血キャンペーンに気付かなかった人もいるかもしれない。9月末まで開催中なので、皆さん最寄りの献血ルームで快適に献血してください。

それではそろそろ本題に入ろう。それぞれ趣向を凝らした企業エリアの様子と、ハイクオリティな公式コスプレイヤーをご覧ください。

参考リンク:コミックマーケット
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

▼今年はちゃんと不健全な対魔忍


TYPE-MOONブース。いつもと様子が違い、少し前に「FGO」内で開催されたイベントに関する展示が行われていた。





▼美少女もイケメンキャラも無しで人気だったマルイのブース。「Yogiboヴェルサイユリゾートファーム」とコラボ。

配布している紙袋はタニノギムレットとアドマイヤジャパンの良い感じな写真。

グッズの売れ行きも好調。

看板ホースはタニノギムレット。ある意味イケメン枠かもしれない。


▼「 IRIAM(イリアム)」ブース。Vtuberアプリの会社だ。今回の全ての企業ブースの中で、来場者から最も支持されていた可能性がある

理由は、ここが最強に涼しかったからだ……! ブース内にあるのは冷風の発生装置と多数の扇風機。通り抜けるだけでギンギンに体が冷やされる空間となっている。

出口では無料の水まで貰えるという、優しさしかない仕様!! 心づかいがあったけぇ、いや涼しいんだけど、あったけぇ……!

一般参加者はもちろん、メディアも、他企業ブースの関係者も、一般サークル参加者も、みんな駆け込んでいましたね。私も助かりました。ありがとうイリアム。Vtuberデビューする時はイリアム使います。


▼HoYoverse関連をまとめて紹介。『原神』と『崩壊スターレイル』の公式コスプレイヤーさん達です。








▼『TERBIS(テルビス)』ブース。「MU 奇蹟の大地」などでお馴染みWEBZENがリリース予定の、モバイルアプリゲーム。


▼『マブラヴ』及び『君が望む永遠』ブース。ここは毎年レーザー級BETAの着ぐるみがいる感じだったのだが、今回は趣向が変わっていた。あまりのお通夜ムードに爆笑していたら、嘘か誠か「本当は事故現場にしようかと思ったんだけど」と。


▼『第五人格』ブースはロックバンド的な趣向。女性ファンに大人気だった。

余談ですが、セットの照明が凄く良かった。スマホなどでも綺麗に撮れるよう、考えてやってたのかもしれない。


▼配布ノベルティの行列が凄まじいことになっていた『ラブライブ!』シリーズと『Link!Like!ラブライブ!』の「DJブース」。


▼様子がおかしかったYostarブースの「ブルアカ」側。

ゲーム内の世界で人気の「モモフレンズ」という、サンリオのキャラにキモさをアドしたみたいな感じのマスコット的キャラたちがレースをする「モモフレンズレース」が開催されていた。要は競馬で、盛り上がり方も競馬場だった。

レースの合間に公式コスプレイヤーさんたちが登場。




「アズレン」側も攻めており、パーミャチ・メルクーリヤを揉むミニゲームを提供。隣には公式コスプレイヤーさんも配備。