インドネシアには日本のような教習所はない。
じゃあみんなどうやって運転の練習してるのかというと、大体は家族から教わってもらったり、レッスンで練習したりする。
今回、妹が車の運転の練習をすることになったので、その様子を書くことにした。
・公道で初運転
今回運転するのがコイツ、僕の妹だ。前から運転を楽しみにしていた。
というわけで行きつけの自動車レッスン場へ。僕もここでお世話になったよ。
「Lancar自動車レッスン」、ここではマニュアルとオートマも練習でき……
どんな車を練習したいのか自分で決めることができる。
今日は生徒が2人いるみたい。駐車所には車が2台停められている。
今回は家の車に合わせてマニュアルのミニバン「トヨタ・アバンザ」に乗って練習することに。
中に入るとレッスンスケジュールがびっしり書かれたホワイトボードが見える。マニュアルだけ車が6種ある。
さて、準備ができたようなので、いざ乗車。
ちなみに車は練習用に改造が施されている。こんな風に助手席にはブレーキとクラッチのペダルがある。インストラクターはこのペダルで補助することができる。
日本はどうかな?
練習する場所までインストラクターが運転しながら、運転の基礎を教えてくれる。
正直不安である。僕が練習してた時のお父さんもこんな感じだっただろうか。謎の不安を感じる。
でもプロがついてるし、まぁ大丈夫っしょ(不安)
ぼーっとしてたら練習する所まで到着。前方にも練習用の車が見える。
と思ったらズババッ
ドライバーチェンジ、練習開始。
まずはインストラクターがハンドルの回したや、ハンドル周辺のレバーの操作(ワイパーとかランプ)の操作を教えてくれる。
3台目の練習用自動車発見。みんな頑張ってるね。
いよいよ発進、左折練習が始まった。妹が車を動かしてるぞ(感動)
この時は1速でゆっくり発進しながら、車が動いてる感覚と車を操作する感覚を覚える練習になっている。
タイトルでも言った通り、今練習している所はマジで公道。でかい道ではないけど、朝だったのでバイクや車たくさん通ってる。
もちろん皆気にせず素通りするし、道が塞がれても誰もクラクションを鳴らさない。
今まで散々「インドネシアの交通はカオス」と言ってきたが、練習中の車だとみんなちゃんと察してくれる。優しい世界。
――90分のセッションが終わり、妹がハンドルを握ったまま、レッスン場まで帰ることに。
道中1速しか使っておらず、アクセルはまだ踏んじゃイケないので速度は激遅。
もちろん公道を通っていて、かつ道幅が狭い道通っているので、自然的に渋滞になる。
それでもみんなクラクションを鳴らさない。みんな速度合わせて後ろで並んでいるし、できるときは静かに追い越していく。
正直こんな速度みんな怒らないかとハラハラしていたが、意外と優しい世界が広がっていた。
ちょっとかわいそうではあるけども(笑)
てなわけで無事到着。お疲れ様~
嬉しそうに降りる妹。
・まとめ
練習ができる場所はないので、公道で練習するしかない。逆に教習所がある日本に自分はびっくりしている、しかもなんか高いし。
まぁでも、インドネシアのカオスな交通は教習所では再現できないので、公道で直接練習して慣れてもらうしか無い。
ちなみにレッスンは5回だけで、その後は自主練。多分僕が教えることになるだろう、怖い。
まぁ、まだ3回あるので、その間に上達してくれると願う。
というわけで、Sampai Jumpa Lagi!
執筆:アキル
Photo:RocketNews24
▼急ブレーキで吹っ飛ぶ兄