山のように商品があるカルディ。所狭しと食材が並ぶ様子は宝箱のようでもあり、雑多な倉庫のようでもある。
そんな中でも「セブ ドライマンゴー」は定番人気商品として上位にくるアイテムだと思う。
ダイエット中にお菓子を食べるよりドライフルーツを食べるほうがいい気がして、つい買ってしまうけど、あっという間に食べてしまうんだよなあ。
さて、そんな「ドライマンゴー」に季節限定商品があることを知ってしまった! その名も「セブ ドライグリーンマンゴー」。いったいどう違うんだ?
・セブ ドライグリーンマンゴー(300円)
通常のドライマンゴーと違うのは、熟す前に早摘みしたフィリピン産カラバオ種マンゴーを使用しているところらしい。
早摘みならではの酸味とスッキリとした後味が特徴……とのこと。
とはいえ、熟す前のマンゴーって、なんだか固くて筋張っているイメージがあるけどどうなんだろ? と思いつつ通常版のドライマンゴーと食べ比べ。
・見た目からして違う
袋から出して並べてみると、色からしてまったく違うのが分かる。
いつものドライマンゴーは完全にオレンジ色なのに対して、ドライグリーンマンゴーのほうはかなり明るいイエロー。
味が薄いとか固いとか、熟する前の果物にいいイメージがあんまりないせいで、どうしても「美味しくないんじゃないか」と思ってしまうが……。
ドライグリーンマンゴーをひとくちかじってみてビックリした。
「なんて爽やかな甘酸っぱさなんだ」
ドライマンゴーの味の濃さはそのままに、酸味をギュッと引き上げて爽やかにしたような味わい。
これはまさに THE 夏バージョン って感じである。
いつものドライマンゴーが「トロッと完熟かつ濃厚」だとしたらグリーンマンゴーは「フレッシュでビビッド」という感じなのだ。
正直、実は若干固いんだけど、このグリーンマンゴーのキュッと酸味のある味わいは、いつものドライマンゴーよりも好きな人は絶対いると思う。
・あの果実と駆け落ちしたよう
しかし、かじればかじるほど、不思議な味わいなのだ。今まで食べたマンゴーとは違うなんともいえない魅力がある。
甘みと同じくらい酸味が強くて、かといって苦味やえぐみはなくて……。
まるでマンゴーがレモンと駆け落ちして生まれた子供のような味というか。
マンゴーの濃厚さ、レモンの苦味が身を潜め、甘さと酸っぱさだけを引き継いだような味わいなのだ。
いつものドライマンゴーが甘すぎるって人は、この「ドライグリーンマンゴー」が気に入るはずだし、こっちの方が好きっていう「グリーンマンゴー派」も確実にいると思う。
もちろん「セブ ドライマンゴー」のファンも、いつもとは趣向を変えて買って間違いなしの逸品。ぜひお試しあれ。
【忖度ゼロ評価】
珍しい度 ★★★☆☆
買い指数 ★★★★☆
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.