コロナ禍で爆発的に増えた無人販売所。真っ先に思い浮かぶのは「雪松」をはじめとする餃子だが、今じゃなんと冷凍ピッツァを売っているところもあると聞いた。

へぇ〜ピッツァかぁ、それは意外と便利かも! ……って思ったけど、味はどうなの? 値段はいくら? いろいろ気になるので現地へ行って確かめてみた!

・冷凍ピッツァの無人販売所

やってきたのは東京・中野区の鷺宮にある店舗。周囲が工事中でなかなか見つけられなかったが……


あったあった! Buona pizza(ボナピッツァ)。ここだ。「本当においしい冷凍ピッツァ、食べたことありますか?」と書いてある。


そして店内はこんな感じ。冷凍庫がドーンと置いてあって、まぁよくあるタイプの無人販売所だ。


ピッツァは1セット2枚入りで1500円。でもって種類は……


ピスタッキオ、バジリコ


マストゥニコーラ、クアトロフォルマッジ


あとはマルゲリータ、マリナーラ。この合計3セットで、対になるピッツァはあらかじめ決められていた


他にもマンマのパン(500円)というメニューもあったが、それより何より気になってどうしようもなかったのが……


・まさかの支払い

その支払い方法である。こういった無人販売所は大体「お賽銭箱」方式が採用されているものなのだが……


ここはなんとお金を入れる場所が「真実の口」! 確かコレって、偽りの心があると手首が切り落とされるとか、怖い話だったような……!!


それだけにちょっと緊張しつつ、合計2セットを購入して3000円を投入(支払いは現金のみ)。無人販売だからお釣りは出ないので前もって準備しておこう。


そうだそうだ、今回利用した店舗はどこにも保冷剤が見当たらなかった。場所によって異なるかもだが、事前に冷凍保存する準備もしていた方がいいだろう。今の暑い時期だと特に。


・ピッツァはどう?

さて、ここまで来たら運命の分かれ道は味であるが、もう結論から言っちゃうとアリ。なんならアリもアリだった!!

今回マルゲリータ、マリナーラ、クアトロフォルマッジ、マストゥニコーラの4種類を食べたので感想を簡潔にお伝えしよう。


まずはマルゲリータ。皮はパリッとしていて、過度にトロッとしていないチーズ、バジルの軽い苦味、それからほのかな酸味が素直に美味しい。

そんな背景もあって1枚をペロリ。2枚いけと言われたら大喜びでいくレベル……っていうか、ピッツァって一度凍ってもウマいんだなぁと感心した


お次はマリナーラ。マルゲリータと同じく生地がパリッパリッ、トロリと出てくるトマト、しっかりとした酸味があって本格的なピッツァだった。

どちらかといえば大人な味付け。このレベルが750円で、しかも冷凍で手に入るのはよき!


続いてはクアトロフォルマッジ。前2つのピッツァと同じく皮はパリパリだが、特にチーズがよかった。匂いが失神するくらい最高なのに対し、味の方はそこまで主張しすぎず食べやすいのだ。

そこに蜂蜜のほのかな甘さも加わることで、味をまとめることに成功している。それでいて、ピッツァ食べてる感がしっかりあるから個人的には1番だった。ウマい!


最後はマストゥニコーラ。見た目からもなんとなく雰囲気を醸し出しているが、他と比べたら特徴がそこまでないかな〜といったところである。

どこか具材にパンチ力が乏しい感じというか。ほのかなチーズとバジルが感じられる点とかイイけど、ピッツァらしい食べ応えを欲するなら他を選んでしまうかなぁ。


──てな感じである。1枚あたり750円で食べられるとしては本格的でレベルが高い。解凍や調理に少し時間がかかるものの、料理ができなくても作れるくらい楽チンだから推せるピッツァだ。

希望としては組み合わせを自由に選べたら……といったところか。クアトロフォルマッジ2枚とかで買えたら嬉しい。

なお、店舗は主に西武新宿&池袋線の沿線や町田市あたりにある。詳しくはHPに掲載されているので、気になる人はチェックしてみてほしい。

参考リンク:X @Buona pizzaボナピッツァ
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼サイズは20センチないくらい

▼フライパンでの作り方

▼トースターでの作り方