今日、いいことがあった。かねてからインドのクレープ「ドーサ」を食べ歩いている私(佐藤)は、ついに求めていた形のドーサにめぐり会えたのだ。その形とは円錐形、これまで食べてきたものは、長すぎるがゆえに筒状のものばかりだった。
いつかはめぐり会いたい円錐形、できれば自立していて欲しい。東京・東日本橋「ダクシン」にて、その夢のドーサを食べることができたのだッ!
・憧れの円錐形ドーサ
円錐形ドーサに憧れを抱くようになったのは理由がある。どこのお店の公式ページを見ても、だいたい円錐形のドーサの写真を載せているからだ。
だが、実際に店に行くと筒状ドーサだったりする。とはいえ船堀の「ゴヴィンダス」のドーサは長さ51センチもあるから、円錐形にしようとしても、倒壊する危険があるので仕方がないかも。
筒状でもいい、美味しければ何も問題はない。でも1度くらい見てみたいんだよねえ。三角帽子みたいな円錐形のヤツをねえ……。
・メニュー写真の通りであれ!
そこでいろいろ調べたところ、東日本橋の南インド料理の店、ダクシンで食べられるらしい。
だが、まだ油断ならない。先ほども延べたように、公式サイトの写真は円錐でも、いざ注文してみると、横倒しになっているパターンもあり得るのだ。さて、平日の12時前に到着。「ランチ営業中」の看板が出ている。イラストが可愛らしいな。
ランチメニューは全部で5種類。ナンとライスはおかわりできるようである。
上段の右端に「ドーサランチ」(税込1250円)があった!
写真はちゃんと円錐形ドーサなのだが、実物はどうだろう? 頼む、このまま出てきれおくれ!
・自立型円錐形ドーサ
入店してさっそく注文。ドーサランチを頼むわけだが、その際に日替わり3種(辛口・中辛・甘口)のカレーの中から、1種を選ぶことができた。
辛いのが苦手にも関わらず、なぜか私は辛口の「マトン・ニルギリ・クルマ」を頼んでしまった。あとから振り返っても、なぜ辛いのを頼んだのかその理由がよくわからない。なぜ頼んだんだろう……。
そして出てきたのが、こちらでございます! 円錐~! やったぜ円錐形ドーサッ!!
今まで筒状ばかりだったので、立ってる円錐ドーサは新鮮。名のある芸重塚が造ったオブジェみたいでカッコいいな。
上空写真はこんな感じ。中央のドーサを囲むように、カレー・サンバル(豆と野菜を煮込んだスープ)・サラダ・ココナッツチャトニ(チャツネ)・じゃがいもの炒めもの、そしてライスが並んでいる。
結構大きく見えるかもしれないけど、高さは20センチもないくらいかな。自立するくらいなので、それほど大きくはない。今まで食べてきたものがデカすぎたので、これが小さく見えてしまう。いやむしろ、ランチはこのくらいのサイズで良いのかも。
生地は薄めで、ヨソのドーサよりもホントのクレープに近い印象を受ける。お菓子っぽいのでもしかすると、チョコやアイスとも相性が良いかもしれない。
まずはサンバルにつけて頂きます。そういえば、これまでのドーサはデカくて、生地を完食する前に付け合わせを食い切ってしまっていたな。ここのは小さめなので、付け合わせを食べ切って生地だけ残る心配はなさそうだな。
ココナッツチャトニはほんのり甘いので、この生地とよく合う。やっぱり、チョコやクリームと合わせた、スイーツ系ドーサもアリなんじゃないかな。
辛口のマトン・ニルギリ・クルマは、ドーサで食べるには辛すぎるのでは? と思い、ライスと一緒に頂きました。警戒するほど辛くはなく、ミントが入っていて爽やか。辛いモノ苦手な私でも、難なく食べることができました。
そんなわけで、ダクシンのドーサは円錐形でちゃんと立っていた! サイズもほかのお店よりも小さいので、女性でも完食できるはず。ドーサ入門編としておすすめですぞ。
・今回訪問した店舗の情報
店名 ダクシン 東日本橋店
住所 東京都中央区日本橋馬喰町1-12-1
時間 11:00~15:00、17:00~23:00 土日祝11:00~15:00、17:00~22:00
定休日 なし
参考リンク:ダクシン
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼こちらもどうぞ!