関西のみならず全国各地で大人気な「551蓬莱」の豚まん。ほかほか出来立てを食べられれば良いが、持ち帰っているとなかなかそうはいかない。

いつもレンチンするなどして温めなおしており、それはそれで美味しく食べていたのだが、ある時店頭の『レンジセイロ』に目が留まった。

なんでも電子レンジで使える、豚まん専用の蒸し器らしい。しかも1つ税込550円と、お手頃価格である。これでいつでもホカホカ豚まんが食べられるのであれば儲けもんだと、購入することにした。


・軽くてコンパクト

プラスチック製の『レンジセイロ』はとても軽く、豚まんより一回りほど大きいだろうか、とてもコンパクトだ。持ち運びにも苦にならず、豚まんとセットでちょっとした手土産にもなりそう。


記者は杉素材の中華せいろも持っており、こちらもとても便利で重宝しているのだが、豚まんひとつを温めるにしては大げさだ。

たくさん湯を沸かす必要があるので、豚まんを大量に温める場合は良いのだが、ひとつだけ食べたい時はラップをかけてレンチンで良いか、となってしまう。

そういった意味でも、この『レンジセイロ』はとても画期的な商品であるように思える。これで使い心地が良ければ言うことなしと、さっそく蒸してみることにした。



・完璧な蒸しっぷり

出来立てを購入したが、持ち帰っている間に少し冷めてしまった豚まん。しかしきょうは、レンジセイロがある。レンジセイロは容器本体、蒸かご、蓋の3つから形成されている。


まずは容器の底に水を約15cc入れて、次にかごの上に肉まんを乗せ、蓋を締めて500Wで約1分20秒レンチン。取り出してみるとふっくらツヤツヤフワフワの豚まんがお出ましだ。


ふんわりラップをかけてレンチンしてもフワフワにはなるが、皮がややピンと張ってしまうことがいつも気になっていた。あと、チンする時間加減が難しい。

まあそれはそれでアリなのだが、このレンジセイロを使うとまるで、出来立てのような肌触りなのだ。蒸気が適度に外に逃げる造りになっているので、ベチャっとすることもない。



ほかほかの豚まんをかじると、食べ心地も素晴らしい。まるで店先で食べているかの如くな美味しさである。完璧な蒸しっぷりだ。


レンジセイロ、めちゃめちゃ優秀ではないか。手のひらサイズの可愛い見た目でありながら、ちゃんとセイロとしての機能を果たしてくれるだなんて。

しかも肉まんだけでなく、同店の焼売やちまきも蒸すことができるし、なんなら小ぶりの野菜もイケる。レンジセイロ、少なくとも551ユーザーは購入必須であると感じた次第。

こちらの商品、2024年6月現在公式サイトのオンラインショップでは取り扱いがないようだ。もし店頭に行く機会があれば豚まんと一緒に購入することを、強く強くすすめたい。

執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.