食べるとほっと一息つける食べ物、味噌汁。できれば毎食のように食べたいけれど……いくら簡単な料理とはいえ、都度作らなきゃいけないのはちょっと大変だ。
冬場なら一気にたくさん作っても、数回に分けて食べられる。でも、これからはどんどん気温が上がってきて食べ物がすぐ悪くなっちゃうからなぁ。
食べ物を長持ちさせるといえば冷蔵か冷凍保存だけど、味噌汁を冷凍するなんて聞いたことがない。
誰もやってないってことは無理なんだろうな~と思っていたのだが……なんとある方法を使えば、それが可能なんだとか。
・味噌玉
冷蔵・冷凍保存ができる味噌汁の作り方は、阪急百貨店オンラインストアの読み物ページに掲載されていた。
その名も「味噌玉」。特別な材料や方法は必要なく、いつもの味噌汁を作る材料を準備すればOKみたいだ。
フリーズドライの味噌汁や乾燥した味噌汁の素を作るわけじゃなさそうだし、本当に味噌汁を長期間保存なんてできるんだろうか……? 実際に作って確かめていこう。
まずは味噌汁の具材にする食材をボウルに入れ、味噌と顆粒だしを加えてよく混ぜる。
それを1食分ずつラップに包んで、丸めたら完成!
──簡単ッッッ!!!! なるほど、この手があったか……!
確かにこれなら気軽に冷蔵庫や冷凍庫に入れられる。庫内のスペースを圧迫しないのもポイントが高い。
あとは食べたい時にポンとお椀に入れて……
お湯を注げば味噌汁が爆誕する。
いつも通りの材料を使っているから、味はもちろん普段食べている味噌汁と同じだ。おいしかった。
ちなみに保存期間の目安は、冷蔵保存で約1週間、冷凍保存で約1か月だそう。
思ったよりかなり日持ちしてくれるな。休日にまとめて作っておけば、何かとバタバタしがちな朝食でもパパっとできたての味噌汁が味わえるぞ。
・相性の悪い食材も
とっても便利な味噌玉だが、実は相性の悪い食材がある。
まず1つ目はにんじん・大根・いも類・かぼちゃなどの火が通りにくい野菜。
これらを生のまま味噌玉に入れても、お湯を注いだだけでは柔らかくならないためすぐに食べることができない。
ただし一度茹でで火を通し、冷ましてから入れるのはOKだ。ひと手間増えてしまうけど、これで具材の幅が広がるのならそこまで気にならないかも。
2つめは豆腐。味噌汁の定番食材だが、冷凍すると食感が変わってしまうそう。どうしても使いたい時は、味噌玉にお湯を注いだあとに追加するといいのではないだろうか。
これまでの人生で幾度となく味噌汁を作ってきたけど、この発想はなかったなぁ……。
1人暮らしをしていた時は「1回で食べきらないといけないから」って理由で味噌汁をあまり作らなかったけど、味噌玉さえ知っていればそんなことを気にしなくてよかったかも。
あまりにも有益すぎるライフハックだった。皆さんも是非、冷蔵庫や冷凍庫に味噌玉を忍ばせてみてはいかがだろうか。
参考リンク:Hankyu FOOD
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.