池袋の駅構内で、スリランカの義母のカレーが売られていた。
──どういうこと? となった方が多いと思う。私も同じように思ったのだが、エピソードを読んでいるうちに味を確かめたくなったので、実際に買ってみたのである。
その結果、気付いたのだ。スリランカの義母のカレーがめちゃくちゃ美味いことに。
もう少し詳しく説明しよう。つい先日、私が池袋の駅構内をウロウロしていると、レトルトカレーの販売会的なイベントを発見した(現在は終了)。そこに並んでいたのは比較的珍しいカレー。
ジャワカレーもなければバーモントカレーもない。私が知っているカレーは1つもなかったので、物珍しさから商品を眺めているとき……1枚のPOPに釘付けになった。
そこには「『櫻井・有吉THE夜会』で紹介されました」という文言とともに、以下のような内容が。
「2012年に、夫婦で、世界一周の旅に行ってきました。行った国は、22か国ほど。その中でもスリランカのカレーは、群を抜いて美味しかった。
スリランカの良さと日本の良さを融合。そこから誕生したのが、今回の『デッカオレトルトカレー』です。
元々カレーが苦手だった店主が出会ったスリランカの義母のカレー」
……旅行中にスリランカのカレーが美味しいと気づいたことは分かるけど、なぜにいきなりスリランカの義母? そう思って他のところを見ると……
「デッカオのカレーは、義母(Fromスリランカ)が娘の為につくったオリジナルのスパイスカレーです」
──なるほど。まぁ早い話が、この店(カレーやデッカオ)のカレーが、スリランカの義母のカレーというわけだな。
そう聞くとお店に行って味わいたいところだが、レトルト自体もかなり人気のよう。ちなみに、そのイベントでの人気ランキングは3位で、販売価格は1つ880円だった。
レトルトとしては結構な価格だと感じたものの、お店がある大阪まで行くことに比べたら格安かと思い1つ購入。
で、家に持ち帰ったパッケージを見るとこんな感じ。
中身を温めて開封すると……
スパイスの香りが鼻にガツンと来た。スパイスカレーだから当たり前といえば当たり前なのだが、レトルトでここまでスパイスの香りが強いとは思わなかった。
スプーンですくってみたところ、予想通りのシャバシャバ系。いい意味で、日本のカレーっぽくない。さすがスリランカの義母のカレーである。
そしてチキンがゴロゴロ。まぁ、松屋のごろチキレベルではないが、レトルトとしてはかなりの量ではないだろうか?
味的にはそこまで辛くないな…………と思ったら、あとから辛さがやってくるタイプ。ぜんぶ食べ終えたら額に汗が滲んでいた。
ヒィヒィいいながら水を飲み、同時に通販で買えないのかどうか気になってググる。つまるところ、追加で買いたいと思うほど美味しかった。
ネットでも買えるので気になる人は是非! スリランカの義母のカレーはマジでヤバいぞ。
参考リンク:Instagram @dekkaocurry、DEKKAO WORLD’S STORE
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.