少し前から「東京都内のホテル代が高すぎる」と話題になっている。とくに連休中がヤバかったそうで、安さが売りのカプセルホテルでも1泊1万円を超えたらしい。さすがに調子に乗りすぎだろ。と思いきや……
それでも周りのホテルと比較したら安いのだという。マジかよおい……しかし! よく探せば都内でも1泊1万円以下で泊まれるホテルはいくらでもあった。
たとえば、池袋駅から徒歩20秒の「ホテルサンシティ池袋」は、連休中日(2024年4月30日)で大人1名1泊7900円。しかもコメダ珈琲の朝食付き! 池袋エリアのコスパ最高宿かも……ってことで、泊まってみたぞ。
・ホテルサンシティ池袋
公式サイトには「池袋駅西口(北)20a出口から徒歩0分の好立地」と書いてある。数年前まで北口だった出口が、現在は西口(北)と表記されている。池袋駅全体を見たら「駅西側の北口」となるので、西口(北)の方が分かりやすいのかもしれない。
とにかく西口(北)の目の前が「ホテルサンシティ池袋」だ。駅前だから部屋によってはトレインビューも楽しめるらしいが「電車の音が気になるお客様もおられます」とのこと。ま、カプセルホテルの他人のいびきと比べたら無音みたいなものだろう。
・駅前だから便利
さて、今回は楽天トラベルの「朝食券付きプラン」を予約した。朝食はホテル近隣の「コメダ珈琲」「ブランジェ浅野屋」「ほんのり屋」から選ぶことができる。
ちなみにホテル2階には老舗の喫茶店「伯爵」が入っているので、素泊まり & 伯爵でモーニングなんてのもアリ。伯爵は14時までモーニングセットを注文できるので、チェックアウト後にのんびり朝食をとりたい方はいいかも。
もちろん池袋駅前なので他にも飲食店はいっぱいあるし、コンビニや薬局もあるから忘れ物があっても問題ない。池袋駅前にはだいたい何でもあるのだ。
・客室
フロントでカードキーを受け取り、1階エレベーター前のアメニティコーナーで必要なアイテムを取ったら客室へ。
スタンダードなシングルルーム。特徴は……ワイヤレス充電器があることくらいだろうか。あとは普通だが、それでいい。
池袋駅前でシャワーを浴びてキレイなベッドで寝るだけ。それで十分だろう。欲を言えば大浴場があったら……いや、この立地で大浴場があったら1万円以内では泊まれない。
・アートトイレの天井も
窓の外には池袋の夜景。電車以上にアートな公衆トイレ「WE TOPIA」が目立っている。電車の音は全然気にならない。おかげでよく眠れました。
・予想外の出来事
シャワーを浴びて9時過ぎにチェックアウト。チケットを持って歩いてすぐの「コメダ珈琲店 池袋西口店」へ。優雅な朝のひとときを過ごそうと思ったら……
「ただいまの待ち組数 2組」
ぐぬぬ……冷静に考えたら「朝の池袋のコメダ」が混雑しているのは当たり前なのだが、てっきりコメダに着くや否や「美味しいコーヒーとトーストのセット」が食べられると思っていた。空腹で朝食待ちは辛いっス。
・定番メニューが落ち着く
それでも待ったのは5分ほど。結果的には定番のトースト・おぐらあん・ブレンドコーヒーで気持ちよく目が覚めたのだった。やはり定番が1番落ち着く。
そんなわけで、ホテルサンシティ池袋は立地最強 & 朝食付きで安く泊まれるので覚えておいてほしい。喫茶店「伯爵」もレトロで居心地が良いので、個人的には「素泊まり & 伯爵」がベストかも。あとは個人の好みで。とにかくオススメです。それではまた!
・今回ご紹介した施設の詳細データ
名称:ホテルサンシティ池袋
住所:東京都豊島区西池袋1-29-1
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.