野菜を使った時に余りがちな芯の部分。皆さんはどう処理してますか……?

筆者はこれまで「さすがにもう食べられないな」と思って捨ててしまっていたのだが、どうやらしっかり火を通せば食べることもできるらしい。

へ~、そうなんだ。それなら芯だけでできたサラダを作っても、意外とおいしく食べられるんじゃないか? ということで、実際に作ってみることにした。


・茹でる

今回使うのは、キャベツの芯とブロッコリーの芯。普段はすぐに捨ててしまう芯をちまちま大事に集めるのはなんだか不思議な気分だった。


まずは芯を細かく刻む。なんとなく予想はついていたけど、力を入れないと切れない部分も多くて結構大変だった。腕の筋肉がそこそこ鍛えられた気がする。


続いて刻んだ野菜の芯をお湯に入れて茹でる。細かくしたとはいえ それなりの固さや厚みがあるため、中までしっかり火が通るよう15分~20分ほどかけて加熱した。


ゆで上がった芯をお皿に移し……


さすがにこのままでは殺風景なので、白ごまとカッテージチーズを乗せる。塩とオリーブオイルで味付けをしたら、芯だけサラダのできあがりだ。



・実食!

意外と違和感なく仕上がったな……! 何も知らなかったら、普通にキャベツの葉を茹でたサラダだと思ってしまうかもしれない。

カッテージチーズをほぐして全体とよく混ぜ合わせたら準備完了。


果たしてちゃんと食べられる仕上がりに持って行けたんだろうか……!? 緊張しながら口に入れてみると……


──あ、意外といけるじゃん!!


味や風味は、普段食べているキャベツやブロッコリーとほぼ変わらない。

普段食べない部分だから「もしかしたら違和感があるかもしれないな」と思っていたのだが、全くそんなことはなかった。


気になっていた食感も、それこそ茹でたブロッコリーを食べている感じで悪くない。

時間をかけてしっかり茹でたのが功を奏したのか、包丁でも切るのが大変だったのに歯でちゃんと細かくできる柔らかさになっている。

今後もこのサラダを作れば、野菜の芯を捨てなくて済むのでは!? 食品ロス減らせちゃうじゃん、ちょっといいことしてる気分~!! とウキウキだったのだが……


素直においしく食べられたのは全体の5分の1までだった。


いくら柔らかくなったとはいえ、やっぱり葉の部分を使ったサラダと比べるとどうしても硬くてだんだん顎が疲れてくる。

さらに火が通りきっていなかったのか「The・繊維」みたいな部分に当たってしまうこともあり、その度に芯を食べていることを再認識させられた。

いつものサラダを食べている時にはほとんど感じない「もういいかな……」という感情がじわじわと湧き出てくる。

後半は心を無にして食べ進め、いつもよりかなり長い時間はかかったもののなんとか完食することができた。頑張った。



・無理せず食べます

おそらく今回の敗因は、具材を全て芯にしてしまったことだろう。

いつものサラダにほんの少し混ざっているくらいだったら、食感が追加されておいしく食べられるんじゃないかな。

やりすぎなければちゃんと食べられることを知ったので、今後は無理しない程度に芯も消費していければと思う。

執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.