Xを見ていたら、キレートレモンがヤバいという投稿が流れてきた。キレートレモンシリーズのうち『キレートレモン MUKUMI』というやつの話らしく、少し話題になっている。
公式HPによると、こいつは機能性表示食品で “一時的に自覚する顔のむくみ感を軽減” するとか。しかし、ヤバさは むくみ がどうとかいう点ではなく、別にあるという。
気になったので飲んでみた結果……こ、これは本当にやべぇ! もうレモン名乗っていいレベルじゃねぇだろ……!!
・MUKUMI
こちらが近所のローソンで買ってきた、噂の『キレートレモン MUKUMI』。159円だった。
比較対象として、隣に並んでいた特に話題にならない『キレートレモン クエン酸2700』も購入。こちらも159円。
本当はシリーズで最も標準的なキレートレモン(無印商品のキレートレモンという意味ではない)が欲しかったが、無かったのでクエン酸版にした。
・成分
両者の成分はこんな感じ。
どちらもレモンが主原料で、そこに糖を入れて甘くしたものであるという点は同じ。
しかしMUKUMIには機能性関与成分としてレモン由来モノグルコシルヘスペリジンとクエン酸が入っており、クエン酸版はクエン酸のみ。
ヘスペリジン……なるほどね。抗炎症作用や血行促進作用のあるフラボノイドの一種。
本来は水に溶けづらいヘスペリジンだが、ブドウ糖と結合させれば水に溶けやすくなると知られている。
本商品もその性質を活用したものだろう。この水に溶けやすくしたヘスペリジンは、利用しやすい反面、あまり好ましくない独特の臭いがあることも知られている……。
この時点で99%くらいネタが割れた感があるが、先に進もう。
機能性表示食品ということで、どちらも消費者庁長官に届け出た内容や届出番号が記されている。
・ヘスペリジン
まずは開封してにおいをチェック。クエン酸版は……まあ、普通にキレートレモンの匂いっすね。ただのレモン。
飲んでもレモン。正直、炭酸が入っている点を除いて、ポッカレモン等のレモン汁とどう違うのかわからんくらい、真っ当なレモン味だ。
キレートレモンってそういうもんだよな。レモンってついてるのに、レモン味じゃなかったら駄目だろう。
続いてMUKUMI。まずはにおいから。
……
……
……
……
はい。まあ、片鱗が感じられますね。はい。そして味は……あっ、もうあかんわこれ。これは完全に
_人人人人人_
> 絆創膏 <
 ̄Y^Y^Y^Y ̄
蓋を開けた時点でのスメルだけなら、ワンチャン逃げ切れる可能性もありそうな水準だった。
しかしこの、液体が喉を超えた辺りで遅れて湧きあがる、濃厚な絆創膏スメルは言い逃れ出来ない。
もう顔のむくみ感がどうとかそういう話ではない。いま俺は絆創膏を飲んだという、そういう実感が全てに勝る。
これはレモン名乗っていいレベルじゃねぇ……! 今からお前の名前は絆創膏だ。わかったら返事をするんだ、絆創膏!!