2023年の福袋の内容が波紋を呼び、世間をザワつかせた「いきなり!ステーキ」。昨年は会社側の諸事情により、例年販売されていた、お店の味が家庭で堪能できるセット販売がなかったが、2024年の福袋は見事に復活!
しかも2022年までは5000円からのセットだったが、今回はなんと強気の10000円からのセットだ。3年連続「いきなり!ステーキ」の福袋を書い続けている私(耕平)としては、値上がりしても、これを見逃すわけにはいかない!
──ということで、告知された12月上旬に速攻で購入。果たしてどんな内容なのか? そして少し心配になってしまった出来事とは……。
・3種類のセット
今回の「いきなり!ステーキ」の福袋は、全部で3種類。通常価格11629円相当が10000円と約14%オフの「Aセット」。18096円相当が約17%オフの15000円で購入できる「Bセット」。そして、12649円相当の商品が10000円で購入できる「Cセット」だ。
私が購入したのは、割引率が約21%と1番お得な「Cセット」。12月上旬に注文して、20日から順次発送されるといった2022年までと同じ流れだった。
そして、商品が到着。
「この箱だよ!」昨年は販売されなかったので、2年ぶりに見たダンボールだけでも感動だ。期待を込めてダンボールを開封すると……
まず「失敗しないステーキの焼き方」と銘打ったチラシがあり、奥に商品が入っている。それでは、さっそくラインナップを見ていこう。
まずは「ワイルドハンバーグ(300g×3個)」。
「いきなりサーロインステーキ(150g×2枚)」。
「ワイルドステーキ(200g×3枚)」。
「ガーリックライス(350g×2袋)」。
さらに「いきなりスパイス」と「いきなりソース」が1本ずつ。
これが、合計12649円相当の「Cセット」のラインナップだ。
・調理開始
それでは、お店の味を家庭で味わうための調理を開始していこう。このセットには冒頭でも少し触れたが、親切にステーキやハンバーグの焼き方を解説したマニュアルが付属されている。
そのマニュアルに沿って、まずは「ワイルドハンバーグ」から調理する。
次に厚みのある「ワイルドステーキ」を焼いていく。
こちらは厚さが2cm以上あるため、側面も焼く必要があるようだ。
そして「いきなりサーロインステーキ」も焼いていって……
最後に「ガーリックライス」を炒めていく。
そして、豪華肉セットが完成!
・2年ぶりの家庭で実食!
これだけのセットをお店で頼んだら、おそらく5000円くらいになってしまうのではないだろうか? これを家庭で味わえる……なんて贅沢なんだ!
ということで、まずは「ワイルドハンバーグ」を食べてみる。
「いきなり!ステーキ」のハンバーグを食べるのは、最後に店舗で食べてから実に8ヶ月ぶり。期待を込めて、口に運んでみると……
うん、安定の味!
「ワイルド」と名乗るとおり、300gというボリュームなので、一口もワイルドにガブっといただける。そして肉汁もすごい。
次にある意味でこのセットのメインとなるステーキ2種を食べてみる。
実は2021年、2022年に購入した福袋セットには、「乱切りステーキ」などは入っていたものの、本格的なステーキは入っていなかった。
したがって今回、家庭で味わう「いきステ」の本格的なステーキは初めてだ。というわけで、まずは「ワイルドステーキ」から。
なるほど……美味いと思うが厚みがあったせいか、私の焼き加減がレアすぎてしまったようだ。この厚みでレアだと、噛み切るのに一苦労する。おそらく焼き加減はミディアムくらいがちょうどいいと思われた。
ちなみに「いきなりスパイス」をかけてみると……
見事な味変! 肉の味をちゃんと引き立たせて、さらに深い味わいが楽しめる。
そして「いきなりサーロインステーキ」の方は……
これは美味い!
よくよく考えたら、家でサーロインステーキを食べたのは初めてかもしれない。ステーキの厚さもちょうど良く、我ながら焼き加減もいい感じのミディアムレアで、すごくいい出来に仕上がった。これなら何枚でもいける。
最後に「ガーリックライス」を口に運ぶ。
こちらも4年前から購入したセットには必ず入っていたので、「懐かしの味」という感じだ。もう肉料理に合うライスは、これしかないのではないか?
・私的な総評
今回の「いきなり!ステーキ」の福袋は、個人的には満足な内容のセットだった。しかしながら2021年、2022年の福袋に比べたら、割引率は各セットともに下がっていた。
ただ2023年の物価高騰の情勢を考えると、これは致し方ないのではないか? と個人的に考えている。
ちなみにこちらの福袋は残念ながら販売期間が終了してしまっている……と思ったら、2024年1月1日から1ヶ月間限定、一部店舗で違う形の福袋が販売されるらしい。その内容というのは、「4000円のお食事券が3000円で購入できる」というもの。
物議を醸した2023年の福袋は、当初さまざまな制約があったが、結果として「3900円のお食事券が3000円で購入できる」というものに落ち着いた。
だが少なくとも「袋」ではないので、この内容を福袋として売り出すのはどうか? と、余計なお世話かもしれないが個人的に考えてしまう次第だ。
でも「いきステ ヘビーユーザー」なら、確実に1000円お得になるのは間違いないとはいえ、あの騒動が世間的にフラッシュバックされなければいいが……。
参考リンク:いきなり!ステーキ
執筆:耕平
Photo:RocketNews24.