職場近くのセブンイレブンをフラフラしてたらツナマヨおにぎりが2種類売ってた。何これ? よく見てみると、普通のツナマヨと植物性たんぱくを使ったツナマヨである様子。セブンイレブンのおにぎりにも代替肉が登場する時代か。
味が気になったので普通のツナマヨと食べ比べてみることにしたのだが、なるほどこれはアリかもしれん。代替肉食品を食べる時、気になっていたことが解消されていたためお伝えしたい。
・みらいデリ ツナマヨネーズ
まず、そのおにぎりをご紹介すると、名前は『みらいデリ ツナマヨネーズ』というものだ。価格は税込145.8円で、パッケージによると「ツナフレーク中に黄えんどう豆加工品を一部使用しています」とのこと。全部代替肉なのではなく、混ぜてるわけね。
じゃあ、なぜ豆類を使うのかと言うと、未来の食卓では食肉が十分に供給されない可能性が高いといわれているからなのだとか。こちらは商品棚のポップに書いてあった。
・食べ比べてみた
食べてみると、余裕でツナマヨの味。特にホロホロとした食感に豆感が一切ないのが凄い。また、ツナマヨでやるというのもウマくやっている気がする。マヨネーズで大分誤魔化せるだろうしな。
とは言え、直後に普通のツナマヨを食べてみると、さすがに違いは分かるのだけど。ツナの尖った肉の味の存在感はやはり普通のツナマヨに比べると薄い。食べ比べると、ツナマヨを薄めたような味であることが分かる。
まあ、味に関しては単品では分からなかったから、よくやってる方ではないだろうか。少なくとも、これまでバーガーキングのプラントベースワッパーや代替卵「エバーエッグ(Ever Egg)」など、試行錯誤された代替食品を食べてきた経験から言うと、クオリティーは高い。
・アリかもしれん理由
ただ、それらの代替食品を食べる時、私がいつもちょっと引っかかっていたのは実は味ではない。どれもガチで作っているだけあって味の再現度はしっかりしているのだ。でも結局、選ぶ気が萎えるのは価格が高いから。
そう、代替肉食品は大体高い。は・ず・な・の・だ・が、セブンイレブンの普通のツナマヨネーズおにぎりは税込151.2円であった。前述の通り『みらいデリ ツナマヨネーズ』は税込145.8円……つまり、5.4円安い!
微々たる差だが、気分は全然違った。安いならまだアリかもしれん……! 商品ポップに書かれていた通り、未来を見据えたものであるというこの商品。ヴィーガン向けではないもっと幅広い視野を感じたのであった。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.