GEO(ゲオ)の雑貨コーナーで「超音波シミ抜き器」を発見した。なんでも特徴は “毎秒4万7000回” の超高速振動らしく、水と超音波の力で衣類についた頑固なシミを抜いてくれるという。パッケージに綿・麻・羊毛・ポリエステルなど各種衣類に対応と書いてあった。
ちなみに価格は2178円。気になるシミを落としてくれるなら安いのでは……ってことで、買ってみることに。本当にシミが落ちるのか試してみたぞ。
・超音波シミ抜き器
箱の中には、シミ抜き器本体・USB充電ケーブル・スポイト・スポンジ・説明書が入っていた。本体の重さは約75グラム。持ち運びができるサイズ感なのは良し。学校や会社で服を汚してしまった時にパパッとシミ抜きできたら非常にスマートだ。
なお、説明書には「生地によってはシミが抜けない・抜けにくい場合がある」と書いてある。実験台となる衣類は慎重に選ばなければならない。最悪の場合、捨てることもあり得る。
・ペン型
先に使い方をざっくり説明すると、シミがついた衣類の下に付属のスポンジを敷き、スポイトに水道水を入れてシミ部分に水を垂らす。んで、本体先端の「ホーン」と呼ばれる金属を当てるとシミが落ちるらしい。
「超音波振動がシミを落とす」とは、どういうことかというと……液体中に超音波を当てると、無数の小さな泡(見えない)が発生するそうだ。その泡が破裂する衝撃で汚れが落ちるらしい。勉強になります。
コードレス仕様なので充電をしておく。バッテリー残量ゼロの状態から約2.5時間で満充電となり、連続使用時間は約45分。長時間使用する場合は1分ごとに電源を切って、10秒程度休ませる必要がある。1分ごとに休憩させるのは面倒なので早めに決着をつけたい。
・コーヒーのシミを落としてみた
それでは実験を行う。悩んだ末に実験台に選ばれたのは、夏祭りでもらった手ぬぐいだ。さっそくコーヒーを垂らしてシミを作るぞ。
乾かすと地味にシミが残っていた。リアルである。
説明したとおり、シミの下にスポンジ(不要な衣類やタオル等でもOK)を敷いてから、スポイトで水を垂らす。洗濯用洗剤が使える生地なら少量混ぜることでシミ抜きしやすくなるらしい。今回は水道水のみ。
んで、本体の電源ボタンを押しながらシミ部分を優しくなでる。「1カ所に止まったままにせず、軽くなぞる程度の力で動かしてください」と説明書。
だんだんシミが抜けていく気がする。
ドライヤーで乾かして汚れをチェックすると……
だいぶ落ちたような。いや、薄く広がったように見えなくもない。ふたたび水を染み込ませて超音波振動を当てる。
ひたすら当て続ける……
そしてついに……
約10分の作業でシミはほぼ抜けた。
・法被についたシミは落ちず
ちなみに、手ぬぐいについたシミは無事に落ちたものの、調子に乗ってコーヒーを大量にこぼした法被の汚れは20分頑張ってもほとんど落ちなかった。クソッ!
とはいえ、いざという時にパパッと小さな汚れを落とすくらいならチャレンジできるだろう。後から調べたところ、汚れを落とすコツは「トレイなどに少量の水を入れて、水に浸しながら超音波を当てること」だそうだ。やり方が悪いと思った場合は試してみてほしい。
参考リンク:超音波シミ抜き器
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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