新旧含めて膨大な食料品が並ぶカルディ。珍しい商品ばかりが並ぶので「何か欲しいけど、いったい何を買えばいいのか分からない」状態になることもしばしば……。
というわけで、片っ端からカルディの製品を試してみよう……というのが本企画「気になるカルディ」である。目指せカルディマスター!
第4回で取り上げるのは台湾グルメの「葱抓餅(チョンジュアピン)」(税込368円)である。台湾の夜市などで人気のスナックフード、葱餅。日本だと扱ってる店が少ないので、これが買えるのは嬉しいぞ……!
・「葱抓餅(チョンジュアピン」
葱抓餅(葱油餅ともいう)は台湾の屋台で定番のスナックフード。沖縄風お好み焼きのヒラヤーチーとか、韓国のチヂミの親戚みたいな味がするので、それ系の粉モンが好きな人はたぶん好きだと思う。
「餅」という字が入っているけど、日本のモチモチしたお餅とは違う。台湾では、小麦粉を焼いて作る丸いもの全般を「餅(ピン)」と呼ぶっぽい。月餅とか胡椒餅とかね……。台湾の粉モンって美味しいよね。
「葱抓餅(チョンジュアピン」の生地に入ってるのは葱だけなんだけど、食感がものすごく独特で、クレープとパイの中間みたいな、もっちり感とサクサク感があるのだ。
台湾グルメブームで台湾の朝食とか屋台フードを扱う店は増えてきてるけど、まだまだ一般的とはいいがたい。以前、会社の近くにあった台湾系のタピオカ屋さんで売っていたのを食べていたんだけど、その店はコロナの影響とタピオカバブル崩壊で閉店してしまった……。
素朴な塩味だけど葱の香りが香ばしくて、得も言われぬ美味しさなのだ。どうしても食べたくなって、レシピを調べて自分で作ったこともあるんだけど、案外面倒だった。
それがなんと、冷凍食品として販売されているではないか! さすが輸入食材に強いカルディさまさまである。
・トースターかフライパンで焼くだけ
生地は3枚入りで、大きさはSサイズのピザくらい。ただ、生地はすごく平べったくて。1枚ずつくっつかないようにビニール紙ではさんである。
作り方は簡単で、トースターかフライパンで焼くだけ。好みでチーズを入れたり、ハムを入れたりしてもよし。
というわけで、会社のトースターで焼いてみた。焼き網に生地がくっつかないように、クッキングシートかアルミホイルを敷いておくといいと思う。
ただの平べったい生地だったのが……火が通るうちに、生地に練り込まれた油がグツグツしてきて、パイのように軽く膨らんでくる! おもしれ〜。
ちなみに、3分くらいで火が通るので、トースターから目を離さないほうがいいと思う。
・いざ実食
最初は、加減が分からず焼きすぎてしまい、パリパリになってしまった……。
チヂミみたいにカットして食べていたんだけど……これだとパサパサしてしまってあんまり美味しくない。
軽〜く焼き色がついたくらいで火を止めて、クルクルっと巻いたほうがモッチリ感が残って美味しいし食べやすいね。
そのままでも十分美味しいけど、全体に薄味なので、とろけるチーズなんかを入れると食べごたえも出て美味しくなると思う。
専門店に行かないと食べられないと思ってた味が、家で手軽に食べられるのはありがたや〜。ちなみに、製造元は台湾だったので、ガチ本場の味みたい。
・忖度ゼロでジャッジ
率直に結論を言うと……まあまあ買い。
美味しいけど、店で食べるような味かというとそうではないような気も。私は好きなんだけど、老若男女みんなに「めっちゃ美味いからオススメだよ〜!」とは言いづらいというか。台湾グルメが好きな人、日本で葱油餅が食べたいって人、粉モンが好きな人はどうぞ〜。
【忖度ゼロ評価】
珍しい度 ★★★☆☆
買い指数 ★★★☆☆
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.