無意識的に気になっていたのだろう。
我が家の「シーインBOX(SHEINで買ったモノを保管しておく箱)」を漁っていたところ、同じようなパッケージが2つ出てきた。ダブりだ。
なんだっけコレ? 完全に買ったことを忘れている。
開封してみると……
なんだろうコレ? まだ何なのか、わからない。ただ、電池が入るところがあるので単四電池を3本ずつ入れてみると……
いきなり光った! なんだなんだ……って、思い出した! これ、アレだ!!
暗闇に月を投影できるやつだ!
もうひとつは……
海(波)を投影できるやつだ!
一体なぜこんなものを買ったのか我ながら謎であるが、SHEINアプリの履歴を確認すると、「ギャラクシープロジェクター」との表示が。
そうか、これはプロジェクターとも言えるのか。ちなみに価格は354円。
本体をよく観察すると、写真フィルムが交換できるようになっている。ものすごく小さな「スライド映写機」という感じだ。
──と、その時!
私は、看過できない文言を見つけてしまった。
SENSOR(センサー)……?
いったいコレは何のセンサーなのか。
もしや「暗くなった時だけ月や波を壁に投影する “明るさセンサー”」だったりするのか?
それとも、「人が通った時だけ月や波を投影する “人感センサー”」だったりするのか?
仮に上記のどちらかだったとしても、おそらく私がこの商品を実生活で使うことはないと思うが……
気になったので分解してみた。
すると……
レンズ的な部品やボタン的な部品がバラバラと外れたが、
SENSORの裏側には──
何も、なかった。
というか、私は最初から薄々「何もないだろうな……」と思っていた。きっと読者の皆様も同じ思いだったことだろう。
このプロジェクター(投影機)に、センサーは無かった。
だが、私たちは無意識的に察知していた。
我々のセンサー(感知装置)は機能している。
【完】
参考リンク:SHEIN「1個 ミニ プラスチック プロジェクションライト , ファニー ギャラクシープロジェクター 用 ホーム」、「1ピース 誕生日パーティー写真雰囲気装飾シーンアレンジメントクリエイティブ小道具背景投影ライト、1つの固定パターン画像のみ」
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24
screenshot:SHEIN