お米や麺と並ぶメジャーな主食、パン。何度も食べたことはあるけれど、そういえば自分で作ったことがない。周りの人は口を揃えて「誰でも作れるよ」って言ってるけど……ほんとに~~~?
だって私、作り方を知らないどころかイーストを触ったこともないよ? マジで完成まで持っていけるの?
と、疑い半分で作ってみた結果……
・作ってみた
今回は超絶初心者ということで、シンプルな丸パンを作ってみることにした。
使用した強力粉の袋に書いてあった説明文によると、どんなパンでも生地の作り方はだいたい一緒みたいだ。まずは強力粉や砂糖、イーストなどの材料を全部ボウルに入れる。
へらやカードと呼ばれる道具を使ってそれらをさっくり混ぜたら……
手でこねる。
全ての工程の中で、間違いなくここが一番重労働だった。パン生地はずっしりと重く粘度もあるため、ひき肉や笹団子粉をこねるのとは比べ物にならないエネルギー消費量だった。普通に腕の筋トレになりそう。
ここで1回目の発酵に入る。今回はオーブンを使った方法で発酵させたけれど、暖かい部屋に置いておいてもOKらしい。
オーブンから取り出した生地は、明らかにサイズが大きくなっている。これが発酵の力……!
そうしたら生地をちぎって好きな形に成形する。見栄えに直結するのでできるだけ綺麗に仕上げたいと思っていたのだが、お店に並んでいるパンのように仕上げるのはなかなか難しかった。
続いて湿った布巾をかぶせて休ませる。柄のせいで妙な圧を発してるけど、ちゃんと下で生地が休んでます。
ここまで来たら天板に乗せて、ラップと濡れた布巾をかぶせて再びオーブンで発酵。
それが終わったらさらに室温で発酵を進め、最後に余熱したオーブンで焼いたら……
パンできた!!!!
・超おいしい
すごいすごい、ほんとにちゃんと作れた!! こんがりとおいしそうな焼き色がついたパンは、イーストのいい香りを漂わせている。自宅がパン屋さんになったみたいだ。
いや、でもまだ分からないぞ。見た目がよくても、食感とか味がダメな可能性もあるし。緊張しながら口に入れてみると……
うっま……
外はサクサク、中はもちもちの生地を噛みしめると、ほんのりとした甘みと香ばしさが口の中に広がる。見た目通りの美味しさだ。余計な心配は無用だった。
今回の挑戦で、パンは知識のない初心者でも無事に完成させられることが分かった。それどころかちゃんとしたクオリティで作れるっていうのもポイントが高い。
基本は何となく分かったし、今度は具材を入れたり形を変えたりして他のパンも作ってみたいな。
皆さんも是非手作りパンに挑戦してみてはいかがだろうか。もちろんお店で買うより手間も時間もかかるけれど、自分で作ったぶん、普段何気なく食べているパンの何倍もおいしく感じられるはずだ!
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.