バーミヤンが安いってことは前から知っていた。だから価格を見て今さら驚くことはないと思っていたのだが、さすがにこれはビビった。晩酌セットである。
ビールに餃子(6個)がついて550円。あるいはハイボールに唐揚げ(4個)ってパターンもあり、こちらも同じく550円である。値上げが当たり前の現在では、あり得ない価格設定。これはもしかして餃子がミニサイズなのか? あるいはビールが小さいパターンか?
猜疑心の虜(とりこ)になってしまった私は、実態を確かめるため、真相を究明するため、検証のため、つまるところ仕事で晩酌セット(ビールと餃子)を注文した。すると……
いたって普通の餃子とビールだったでござる。
よって晩酌セットは全く詐欺じゃなかったでござる。
は〜い!
これにて仕事終了〜!
よーし、飲むぞ〜!!
ビールうめえええ〜〜〜〜!
〜〜完〜〜
……
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これで記事が終わったらさすがに怒られそうだから、もう少し補足情報を加えておきたい。実はバーミヤン、2023年の4月にグランドメニューを改定し、「本格中華小皿」メニューが拡充した。
PR TIMESによると、上の晩酌セットもその改定の一環で、他にもエビチリや黒酢豚などの小皿メニューも。それがまた恐ろしいほど安く、エビチリの小皿が439円で黒酢豚の小皿が362円。
これを見て、久しぶりにバーミヤンに行ってみようとなった次第。ちなみに、私はこれまでバーミヤンを利用したことがあまりない。今回で人生4回目くらい。以前に利用したのがコロナ前であることを考えると、ほぼ初バーミヤンである。
念のために言っておくが、別にバーミヤンを嫌っていたわけでも避けていたわけでもない。「中華を食べたいときは王将に行けばいいか」と思っていただけで、つまるところ行く店が固定されていただけのこと。
そんなバーミヤン素人の私にとっても、先述の晩酌セットや激安のエビチリは魅力的に映った。で、実際の中華小皿が……
いい意味で価格に見合わないクオリティ。エビチリのエビはプリプリだし、酢豚は300円台と思えない具材の多さ。なんというか、隙がないのだ。
しかし、だからこそ注意も必要。小皿メニューが安いからと安心して色々と頼んでいるうちに「だったらビールも追加で」となり、思った以上にお金を使ってしまう……という展開、バーミヤンあるあるではないだろうか?
まぁ、バーミヤンをよく利用している人にとっては百も承知なことかもしれないが、私と同じように「久しぶりに行く」って人は気をつけた方がいい。それだけ、中華小皿は沼。
というか、私がバーミヤンを今まであまり利用しなかったのは、ハマってしまう怖さを本能的に察知していたからかも……って気がしたが、酔ってきたからそんなことはどうでもいい。
あぁぁぁぁぁビールがうめえええ!
参考リンク:バーミヤン、PR TIMES
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼この台湾パンケーキ、隣のテーブルの人が頼んでいて、あまりにも美味しそうだったからつい自分も締めに注文してしまった。このクオリティで439円はおかしい(いい意味で)