朝食の充実ぶりがハンパないビジネスホテルといえばドーミーインだ。各施設に “ご当地メニュー” が存在していて、コンセプトは「免疫力UP!」。おそらく朝食目当てにドーミーインを選んでいる方も少なくないだろう。
半年ほど前に「富士山御殿場」のメニューを紹介したが、今回は東京・ドーミーイン後楽園の朝食を取り上げたい。後楽園といえば「サウナだけプラン」もある人気施設。果たしてどんなご当地逸品料理が食べられるのだろうか。
・ドーミーイン後楽園の朝食
ドーミーイン後楽園は春日駅(三田線・大江戸線)のA7・A4出口の目の前にある。また公式サイトによると、後楽園駅(丸の内線・南北線)から徒歩約8分、水道橋駅(JR)からだと約12分かかるそうだ。場所柄、ジャイアンツの試合観戦後に泊まる方が多いという。
さて、ドーミーインの朝食は2022年11月から当面の間、レストラン混雑緩和のため外来の受付を停止している。つまり宿泊者限定のサービスってこと。
会場は地下1階の「レストランHATAGO」。営業時間は6時30分から9時30分(最終受付9時)で、料金は1800円だ。会場入口で部屋番号を伝えたら入場できる仕組みである。少々値が張るものの、夕食より朝食にお金をかけた方がきっと豪華な気分が味わえるだろう。
・ご当地メニュー
ドーミーインの朝食といえば、ご当地メニューはもちろんスタッフが目の前で調理するライブキッチンも楽しめるのが特徴だ。んで、注目のご当地グルメはというと……
まずは「くわ焼き」。鶏肉と鶏つくねを照り焼きのタレで味付けをして、こんがり焼き上げた一品。長ネギやシシトウと一緒に食べるという。もともとは農作業の合間に野鳥をとって鍬(クワ)の上で焼いたのが始まりなのだとか。
そして「麻婆豆腐」。サウナで汗をかいてエネルギーを消費すると味覚が敏感になるという理由で、同施設では激推しされている。たしかに麻婆豆腐はガッツリ食べ応えがあってカロリーもそこまで高くないからサウナ飯として人気。朝風呂後だから食べておこう。
「うなぎ飯」もあった。夏バテ防止に食べておきたい。
小鉢横丁はドーミーインの定番。「さつま揚げと根菜の合わせ煮」や「めかぶとろろ」「温泉玉子」などからお好みのものを選ぶ。さらに「鮭の塩焼き」や「カボチャのそぼろ煮」「オムレツ」「揚げ物」のコーナーを回って、「揚げナスと豆腐味噌汁」をよそった。
一応、サラダや食後のデザートをチェックしてから席に着く。看板に「全50品の和洋朝食。良い1日のスタートを」とは書いてあったが、食べる前から大満足。超豪華である。
とくに美味しかったのが、くわ焼き。大きめの鶏つくねにこってり甘辛いタレが絡んでメチャメチャうまい。おかわり必須だ。
普段なかなか食べる機会のないうなぎ飯も最高。山椒の香りが食欲をそそるから、朝から思いっきり食べられる。そして味覚が敏感になるとより美味しく感じる……かどうかは分からなかったが麻婆豆腐もうまいし、夏ならではのナスの味噌汁もいい。
デザートやフルーツも食べて……と、ドーミーインの朝食は限界ギリギリまで食べてしまう。食後のコーヒーで心を落ち着かせて朝食会場を出たのだった。
東京観光の拠点にもおすすめのドーミーイン後楽園。冒頭で述べたように、東京ドーム等で開催されるイベントに参加する時などに役立つだろう。その際は朝食もぜひ楽しんでみてほしい。
・今回ご紹介した施設の詳細データ
名称:ドーミーイン後楽園
住所:東京都文京区本郷4-23-14
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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