「リンガーハット」はちゃんぽんと皿うどんのお店だ。そのリンガーハットが何を思ったのか、店舗限定でコッペパンの販売を開始した。
それがただのコッペパンではなく、ちゃんぽんを挟んだ代物なのである! どうしたリンガーハット! たしかにちゃんぽんは看板商品ではあるけど、それを挟んじまうとは何事だ!? とりあえず、味が気になるので実際に食べてみた。
・コッペパンにちゃんぽんを挟みやがった!
このぶっ飛んだ商品は2023年6月16日より、リンガーハット新宿東宝ビル店のみで販売が始まっている。
「モグベジコッペ」という名前の持ち帰り専用商品で、イートインには対応していない。
販売商品は「ちゃんぽんコッペ」(税込300円)、「焼きそばコッペ」、「ちゃポリタンコッペ」、「麻婆茄子コッペ」(各税込350円)の4種類だ。1種でも十分なインパクトなのに4種も作るとは。リンガーハットは本気だな……。
1つずつ見てみよう。まずはちゃんぽんコッペ。パンの間に野菜たっぷりと詰まっている。
ちゃんぽんと称しながら麺が1本も入っていない! ちゃんぽんで使う野菜を約140グラム詰め込んでおり、スープとマヨネーズで和えてサラダにしたそうなのだが、麺がなければちゃんぽんじゃないでしょ! 解せん、麺を入れるべきではないのか? う~む……。
それほど期待せずに食べると……、う、うまい! ちゃんぽんの野菜は麺だけでなくパンにも合うとは! こりゃ大発見だ。やるやん、リンガーハット!!
続いて焼きそばコッペ。焼きそばを挟むなら、ちゃんぽんの麺を挟めば良いものを……。
こいつもうまいぞ! 野菜の美味さは先に述べた通りだ。その野菜と焼きそばの特製ソースがめっちゃ合う! マヨネーズとソースの組み合わせは、いわば鉄板。そこに着目して焼きそばを挟むとは……。侮っていた、リンガーハットを完全に侮っていた。
お次はちゃポリタンコッペ。すでに私(佐藤)のなかで、野菜への信頼度は絶対なものになっている。さて、ナポリタンとの食い合わせはいかに……。
これもアリやな! ケチャップ・ウスターソース・バターで味付けした麺は、そのままでも十分にうまい。ケチャップの酸味が野菜の甘さを引き立てている。く~! これもまたイケる組み合わせだなあ。
そして最後に麻婆茄子コッペ。4つのなかで唯一ちゃんぽん野菜が入っていないのだが、イケるのか?
これも美味しい~! 国産茄子を特製麻辣ソースで絡め、香味油をアクセントに使用しているそうなのだが、香りが華やかでピリリとした辛さがクセになる。パンもいいけど、ご飯でも食いたい味だ。
以上4種。食べる前までかなり侮っていたが、食ってみたらその美味さに驚いてしまった。ちゃんぽんの野菜はパンとも合う。これに気づいた開発担当者はスゴイ!
これは定番化できる味だ。まだ全国で1店舗でしか販売していないけど、全国販売した方がいい。きっと売れるぞ!
・今回訪問した店舗の情報
店名 リンガーハット新宿東宝ビル店
住所 東京都新宿区歌舞伎町1-19-1
時間 10:30~22:30 (L.O.22:00) 金・土曜10:30~翌4:00(L.O.翌3:30)
参考リンク:リンガーハット
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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