日本マクドナルドが昨日2023年6月19日、一部商品の値上げを発表して話題になっている。マ、マジかよ……たしかマックって、今年1月にも店頭価格を大幅に改定してなかったっけ? いやペース早すぎるだろ! 誰か助けてくれェェェェェエエエエエ!!
この辛すぎるニュースに対し、SNS上では「泣いた」「バーキン一択」「もう行かない」といった悲しみの声が溢れている……のだが。いざマックの公式サイトを見てみても、どう値上げするのかイマイチ分からないのだ。
・マックが値上げ
今回、マクドナルドは「2023年7月19日より都心部に立地する184店舗において、適用価格を見直します」と発表している。なるほど……で、どういうこと? って感じなので簡単にご説明すると、つまりこういうことだ。
マクドナルド「賃料、人件費等の店舗運営コストがキツめの東名阪エリア一部店舗において、都心型価格を新たに適用しまっせ。実は現在も空港やサービスエリアなどの『特殊立地店』と、都心の一部店舗ですでに高くしてあるんですけどね(計約40店舗)」
マクドナルド「新たに対象となるのは、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、広島県の184店舗でっせ! 『都心店』と『準都心店』に分類して値上げしていきまっせ!」
マクドナルド「184店舗ってのは、全国約3000店舗の約6%にあたりまっせ!! 同時にデリバリー価格も値上げしまっせーーーーーーー!!!」
ここまでは、マックの公式サイトの情報通りだ。約6%と言われると、あまり大したことないようにも思える。しかもその半数以上が東京23区内の店舗なので、全国のマックファンに今すぐ関係するというワケではなさそうである。
ただ、奇妙なことにマックが現時点で発表しているのは、値上げ前後のデリバリー価格だけなのだ。つまり、店頭価格がどうなるのかはサッパリ分からないのである。個人的にはむしろそっちの方が気になるんだけど……。
とりあえず、7月19日からのデリバリー新価格をいくつかご紹介しておこう(すべて税込)。
ハンバーガー:220円 → 240円
チーズバーガー:250円 → 280円
チキンクリスプ:230円 → 260円
ダブルチーズバーガー:480円 → 520円
てりやきマックバーガー:450円 → 490円
フィレオフィッシュ:450円 → 490円
えびフィレオ:480円 → 520円
ビッグマック:540円 → 590円
ソーセージマフィン:230円 → 240円
エッグマックマフィン:300円 → 320円
チキンマックナゲット5ピース:300円 → 320円
マックフライポテト
Sサイズ:240円 → 250円
Mサイズ:420円 → 430円
Lサイズ:480円 → 500円
SNS上では、ハンバーガーの店頭価格が税込240円だと勘違いしている人がチラホラ見られるが、これはあくまでデリバリー価格のお話。どうかご注意願いたい。240円はハンバーガーのデリバリー価格だぞ。
では店頭価格はどうなるのか? 公式サイトに載っていないので他の報道機関をチェックしてみたところ、例えば日本経済新聞にはこんな記述が。
「準都心店では通常店舗の価格より10~30円、都心店は10〜90円高くなる」
きゅきゅきゅ、90円だと……!? さらにTBS NEWS DIGではこう伝えている。
「ビッグマックは通常450円(税込)のところ、都心店では500円に、準都心店では470円にします。マックフライポテトMサイズは通常330円のところ、都心店では370円に、準都心店では340円に値上げします。ハンバーガーやポテトのSサイズなどは価格を据え置きます」
うわーーーー! なんかめっちゃ新情報来たーーーーーーーー!! マクドナルドよ、ここに書かれていることが事実だとして、なぜ公式サイトでアナウンスしてくれないんだ? なぜデリバリー価格だけはしっかり書いてあるんだ? おかげで勘違いする人が続出しているじゃないか。
まあマックにはマックの事情があるんだろうけど、みんなが一番気になる部分だと思うので、そこは早く教えてもらいたいですよね。いやぁそれにしても、値上げのペースがハンパじゃないな……。
参考リンク:マクドナルド(対象店舗、デリバリー対象商品 ※いずれもPDF)、日本経済新聞、TBS NEWS DIG
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.