ときどき奇抜なメニューで世の中に驚きを与える「名代 富士そば」が最近Twitterで意外な食い合わせを推奨している。

それはカレーパンとご飯だ。カレーパンを玉子でとじてご飯に乗せるというものだ。つまり「カレーパン丼」である。そんなの美味いのか? 気になるから試した結果……

・富士そばの投稿

「聞こえますか… あなたの心に直接語りかけています… 今すぐ玉子で綴じてごはんの上に乗せてください… カレーパンとごはんは意外と合います… カレーパンを玉子で綴じるのです…(未発売)」



本当に合うの? 富士そばがいうことだから、多分美味しいだと思うけど……。こりゃ食べてみないと真実はわからない! ってことで試してみることにした。


・実際に作ってみた

とくに材料の指定はなかったので、レンチンご飯と顆粒のほんだし。それから生玉子とセブンのカレーパンを用意した。


富士そばの投稿した写真を見ると、ご飯の上にカレーパンを乗っけて、その上から玉子を流しかけているように見える。それにならって作るとしよう。まずは手鍋に水を入れて火にかけてほんだしを入れる。


そこに溶き玉子を流し入れて、軽く混ぜながらひと煮立ちして火を止める。


そして、ご飯の上に軽く温めたカレーパンを乗せる。


最後に手鍋の玉子をカレーパンの上からかけて完成です~!


ジャン! これがカレーパン丼じゃい!


どうですか、ちゃんとウマそうでしょ?


少し玉子に火が入り過ぎてしまって、炒り玉子みたいになっちゃったよ。もっと早く火を止めるべきだった。本当はトロトロ玉子にしたかったけど、まあ仕方ない。


じゃあ食べてみるとしましょうか。


まずはカレーパンから行ってみよう。カレーがトロっとしてて、めっちゃウマそうだぞ。


どや? 味はどうなんや?


う~ん……、コレは思ったほど美味しくないかなあ。マズいわけじゃないんだけどね。パンがちょい邪魔かも。カレーと玉子は問題ない組み合わせだけど、パンが中途半端なんだよなあ。コロッケくらい衣が薄ければ、そこまで違和感を覚えないと思うんだけど、パンだから、その存在を無視しづらいんだよねえ。「パン食ってる感」を否定できない。


続けてご飯とも一緒に食べてみよう。


富士そばは、カレーパンとご飯は意外と合うと言ってるけど、実際どうなの?


う~ん……、やっぱり邪魔くさい。カレーとご飯は言うまでもなくバッチリ合うんだけど、その間にパンが割って入ってくる感じ。愛し合う2人の恋路を割こうとするお邪魔虫みたいなんだよなあ。

だからといって、めちゃくちゃマズい訳ではないのが悩ましい。おそらく、玉子の味が薄かったのも違和感を覚える要因のひとつかもしれない。また、使うカレーパンによっても印象は変わるはず。


こりゃ、富士そばにお手本を見せて頂かないとわからないなあ。ぜひともメニュー化して、ただしいカレーパン丼を示して欲しい。富士そばさん、頼んだよ!


参考リンク:Twitter @fujisobar
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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