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【悪口大会】複数の引っ越し業者に「費用の見積もり」を依頼したらライバル企業へのディスりがすごくて思わずメモった

2023年4月11日

今回取り上げるのは、ライバル会社へのディスり。悪口とも言えるし、自社を有利にするための交渉術とも言える。両刃の剣のような営業方法だけに、使用には細心の注意が必要だ。下手をしたら、自分への信頼を失いかねない。

だがしかし……。つい先日、我が家に来てくれた引っ越し会社の見積もり担当者は、その両刃の剣をところ構わず振り回していた。もはや殺陣(たて)。しかも1人ではない。何人かの担当者が、両刃の剣を手に「剣の舞」を舞っていたのだ。

その “舞” の中で、もっとも私の心に残ったものを3つセレクトしたのが本記事である。ただし、なんといってもイチ担当者が口にしているディスりのため、本当かどうかは分からない。

ほぼ事実確認しようがないため、会社名は伏せている。なので全てを真に受けるのではなく、「そんな感じの営業をする人がいたのね」くらいのユル〜い気持ちで見ていただければ幸いだ。それではどうぞ〜


【心に残ったディスりTOP3】


第3位:「あ〜〜〜〜あの会社さんかぁ。あちらは中距離の引っ越しには強いんですけど、今回のような近距離だとコスパ悪いですよ」


──見積もりの担当者が「今のところ1番安い金額はいくらで、どちらの会社さんですか?」と私に質問してきたので、正直に答えたところ言われたセリフ。

なお、その担当者の出した見積もり金額は、自らが「コスパ悪い」と言った会社の提示額よりお高めだった。他社に対してコスパ悪いと言える状況じゃないってことを一切考えずに攻撃する姿勢からは、とてつもないガッツとメンタルの強さを感じた。


第2位:「あの会社に頼んだら、追加料金がめちゃくちゃかかるんですよ」


「なぜですか?」と私が質問すると、「『荷物が予想より多くてトラックに載りきらないからもう1台トラックがいる』と言われたり、『これは見積もりのときに聞いてない』とか言われて、なんだかんだで追加料金が発生するんです。最悪の場合は持って行ってくれなかったりしますよ」とのこと。

実際にその業者に引っ越しをお願いしていない(元からお願いする予定がなかった)から本当かどうか確かめようがないが、「マジ?」とビビらされたのは事実。



第1位:「ウチだけじゃなく、色々な業者さんに見積もりをお願いしてゆっくり吟味してください。だけど、◯◯(会社名)だけは止めておいた方がいいですよ」


私がその理由を尋ねると、「1度見積もりに来たら土下座して帰ってくれないんですよ」と言う。「いやいや、今どきそんなのあるわけない。絶対にハッタリでしょ」と思ったら……!


いたーーーー!



お前かぁぁぁぁぁあああああ!!


──実際にどのような流れで土下座が始まったのかは以前の記事をご確認いただくとして、1位だけは「マジでいる」ってことを偶然にも自らの目で確認する結果になった。

それだけに忘れられないディスりとなったが、他にも心に残るセリフが多かった。というより、複数の会社に引っ越しの見積もりを依頼するということが、私にとって良くも悪くも新鮮な体験であった。

それは恐らく、フルスイングでディスる人が結構いたからだろう。思い切りが良いからあまり陰湿さを感じなかったと言おうか、目的が分かりやすくてどこか安心したと言おうか。

ただし! 当然ながら我が家に来てくれた見積もり担当者の全員が全員ライバル会社をディスり倒していたわけではない。そのようなことを一切口にしない人も一定数いたことは忘れずに記載しておきたい。



・意外と面倒な引っ越しの見積もり

ちなみに、私は今までの人生で何度か引っ越しているのだが、得た教訓その1が「大手の引っ越し業者だから安いとは限らない」ってこと。中規模・小規模の会社でも、大手より安い金額を提示してくれるところは今までいくらでもあった。

なので今回は大手・中小問わず10社近くに見積もりをお願いすることに。しかも、見積もり一括サイトで1度に終わらせるのではなく、電話かメールで1社ずつ連絡するという方法を取った。かなり面倒くさかったのだが、結局この方法が1番確実な気がする。

というのも、私がこれまでの引っ越しライフで得た教訓その2が「一括で見積もりをお願いできるサービスはオイシイだけじゃない(電話かかりまくってくる場合もある)」で、教訓その3が「大手サイトが掲載している “オススメ引っ越し業者情報” みたいなのはあまりアテにならない」だから。

執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

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