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【新業態】最高1人前2000円超え! 超リッチな丸亀製麺「天とじうどん 天たまや」はこんな店だった!!

2023年4月8日

今やうどんで日本を制したと言っても過言ではない丸亀製麺。その丸亀製麵を運営するトリドールホールディングスには「譚仔三哥(タムジャイ サムゴー)」や「コナズ珈琲」など複数のブランドが存在するが、つい先日1号店が誕生したのが『天とじうどん 天たまや』である。

日本全国に丸亀製麵が乱立しているというのに、トリドールホールディングスはさらにうどんで勝負をかけようとしているのか? 2023年4月にひっそりとオープンした『天たまや』で確かめてみることにした。

・超リッチな丸亀製麵

小田急線「祖師ヶ谷大蔵駅」から徒歩15秒ほどの場所に『天とじうどん 天たまや』がオープンしたのはつい先日のこと。店外に張り出されているメニュー表を見る限り、価格設定は丸亀製麺よりもかなりお高い印象だ。

オススメの「天とじうどん(えび2本)」は1550円で、最高額の「肉天とじうどん(えび2本)」が2050円することを考えれば「丸亀の2~3倍」の価格設定と考えていいのではなかろうか? 言うなれば “超リッチな丸亀製麺” と言ったところだろう。


・セルフじゃない

店内は丸亀製麺のようにセルフ式ではなく、席で注文する一般的な飲食店スタイル。ただし店内でうどんを製麺しているところは丸亀製麵と同様で、丸亀製麵系列のお店だと知らない人でも「この光景……どこかで見たことがある」と感じるに違いない。

さて、今回はせっかくなので最高額の「肉天とじうどん(えび2本)」をオーダー。うどんの大盛りは無料で、またライスも無料で注文できる。丸亀製麺にはない生ビールやハイボールなどのアルコール類も取り扱われていた。

で、特徴的なのは料理が提供される直前、目の前でお出汁を注いでくれること。揚げたてのえび天にお出汁が注がれると「バチバチッ!」と弾ける音がする。このパフォーマンスも『天たまうどん』の特徴なのだろう。

さらに丸亀製麵よりも器が超巨大! つるとんたんサイズ!! これに無料のライスも加わるため「軽くうどんでも食べようかな?」という使い方よりは「ガッツリ食事をするためのうどん屋」という位置づけで考えて良さそうだ。

・間違いないウマさ

さて、気になるお味はと言うと、“このうどんは生きている” でお馴染みのうどんも、揚げたてサクサクのえび天も、甘めに味付けされた牛肉ももちろんウマい。「丸亀系列なら外すことはないんだろうな」とは思っていたが、その通りの安定感抜群の味わいであった。

最大の特徴は “かきたま系” のお出汁で、味付けの方向性は丸亀製麵と大きく違う。丸亀製麺のメニューでいうと「焼きたて肉うどん」に近い味わいで、やや甘めに味付け。キリッとした出汁が特徴的な丸亀製麺とはだいぶ印象が違った。そしてもちろんウマかった。

その他、卓上の「自家製おかか」と食べるライスも美味しかったし、食後には和三盆のわらび餅まで付いて来た。丸亀製麵との価格差を埋めるべく「ここまでやればどうなんだ……!」と、トリドールホールディングスがあの手この手を繰り出しているのであろう。


・最大の敵は

個人的にはこういう店があってもいいと思うし、何より味的に間違いないことは非常に大きい。一方で「もし丸亀の真横にオープンしたら厳しいんだろうな」と思ったことも事実で、皮肉にも「店舗拡大の最大の障壁は丸亀製麺」と感じた次第だ。

とはいえ、六本木や空港内など特定のエリアなら勝算もあるのではなかろうか? 繰り返しになるが、絶対に外さない味であることは本当にデカい。超リッチな丸亀製麺『天とじうどん 天たまや』の今後に注目したい。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 天とじうどん 天たまや
住所 東京都世田谷区祖師谷3-32-1
休日 不定休

執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

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