どうやら『ステーキロッヂ』が好調らしい。ステーキロッヂは「スパゲッティーのパンチョ」と同じ「B級グルメ研究所」が運営するステーキ店で、つい先日は秋葉原のヨドバシカメラ内にも新店をオープンした……と、偶然立ち寄ったヨドバシで知った。

平たく言えば「パンチョ系列のいきなりステーキ」といった感じの位置づけであるが、実はかなり有能な店であることをご存じだろうか? この際だから牛やチキンはどうでもイイ。『ステーキロッヂ』を知っておくべきは “羊肉難民たち” なのである。

・勢力拡大中

当初は「渋谷宇田川店」だけだった『ステーキロッヂ』も、気付けば「秋葉原ヨドバシ店」も含め「池袋店」「市川店」と4店舗に拡大した。以前の記事で「いきなりステーキに近い価格設定」とお伝えしている通り、1人でもフランクに楽しめるステーキ店と考えればいいだろう。

さて、ステーキロッジでは「牛肉」や「チキン」の他に「カンガルー肉」を扱っているが、忘れちゃならないのが「羊肉」である。同店の「草原育ちの生ラムジンギスカンステーキ」はレギュラーメニューなので、いつ行っても羊肉が味わえるのだ。

・1人で羊をキメたいときに

最近でこそ「羊肉も食べられる」という人が増えている気もするが、もともとラムやマトンは好き嫌いが大きく分かれる “賛否両論食材” として知られている。好きな人は好きだけど、嫌いな人はマジで嫌いというか普通に無理。やはり羊肉は「牛・豚・鶏」と同格の肉ではないのだろう。

特に問題は「1人で羊肉を食べられる店が少なすぎる」ということ。本場・北海道のジンギスカン店ならいざ知らず、都内で “1人ラム” をキメようと思ったら、それこそサイゼリヤの「アロスティチーニ」くらいしかないハズだ。

そんな「羊を食べたい……けど知り合いを誘ってジンギスカン屋に行くのもなぁ」というに人こそ『ステーキロッヂ』は超オススメ! 要するに『ステーキロッヂ』は “ラム難民” に射した一筋の光なのである。


・最重量は300グラム

さて『ステーキロッヂ』の羊肉は「草原育ちの生ラムジンギスカンステーキ」のみで、グラムごとに価格が違う。200gが1914円、250gが2178円、そして最重量の300gが2541円となっている。

生ラムジンギスカンステーキは他のメニューと同じく「鉄板で好きな焼き加減で召し上がってくださいスタイル」が採用されており、専用のソースが付いてくるのが特徴だ。ソースはいわゆる “ジンギスカンのたれ味” だと思えばいいだろう。

冷凍していない生のラム肉は臭みやクセはほぼナッシング! 北海道最強ジンギスカン「だるま(マトン肉)」が100点だとするならば、80点くらいの肉質だと思っていいのではないだろうか? 1人ラムをキメるには文句のないウマさである。

またぜひ試して欲しいのは「わさび + 燻製塩コショウ」の組み合わせ。ステーキロッヂの卓上調味料は種類が豊富だが、個人的に断トツだと思うが「わさび + 燻製塩コショウ」だ。これに関してはラム肉以外でもめちゃめちゃウマいので、ステーキロッヂでは「わさび + 燻製塩コショウ」をどうぞお忘れなく。

仮に「だるま」が近所にあるならば、記者は『ステーキロッヂ』に行かないかもしれない。……が、実際にだるまがない以上『ステーキロッヂ』は羊欲を気軽に満たせる店と言う意味で重宝する存在だ。迷える子羊大好きっ子たちにぜひ届いて欲しい。

参考リンク:ステーキロッヂ
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.