ファミリーマートが2023年2月28日より発売開始している、「生コッペパン」シリーズがめちゃめちゃ売れているらしい。すでに累計500万食を突破しており、3月14日には新商品を投入したのだとか。

そんなにウマいのか? セブンやローソンのコッペパンと全然違うのか? 気になったので3社が販売している商品を食べ比べてみた!

・500万食のヒット

ファミマのリリースによると、発売開始から12日間で500万食を達成したとのことで、店舗では大幅に棚を割いて大々的にプロモーションしている。

「たかがコッペパンでしょ、そんなに違いはないんじゃないの?」というのが私(佐藤)の正直な気持ちだ。しかしながら、食わずして語るなかれである。ここはひとつ、大手3社の商品を比べて、その強みとやらを探ってみようではないか。


・3社のコッペパン

ということで、3社を比較するためにまずはセブンイレブンにコッペパンを買いに行ってみると、パンコーナーの中段あたりにひっそりと置かれている。コッペパンの扱いなんて、こんなもんだよね。


購入したのは「ふんわりくちどけ つぶあん & マーガリン」(税込138円)、製造者はタワーベーカリー株式会社である。


続いてローソンへ。ここでもやはり、棚の中段に置かれている。うっかり見逃すような位置にあるが、これがコッペパン本来のポジションだと私は思う、うん。


「ふんわりとしたコッペ つぶあん & マーガリン」(税込119円)を購入。製造者は山崎製パン株式会社だ。


そして、ファミマに行ってみるとパンコーナーのてっぺんにドーン! と「生コッペパン誕生!」と貼り出されており、棚の最上段はコッペパンで埋め尽くされている。特別扱いだな!



購入商品は、「生コッペパン あん & バター入りホイップ」(税込138円)。製造者はこちらも山崎製パンである。


・サイズを比べてみると……

まずは重量を比較してみよう。袋込みの重さはそれぞれ次の通りだ。


セブン117グラム・ローソン137グラム・ファミマ96グラム


それぞれ袋から出すと、ご覧の通り。


セブン17センチ・ローソン19.5センチ・ファミマ16センチ


もっともデカいのはローソンだ。119円ともっとも安いにもかかわらず、大きさで他の2社に勝っている。


断面を見ると、セブン・ローソンが似通っているのに対して、ファミマはホイップが入っている分、中身がリッチに見える


・味で圧勝

食べ比べてみたところ、セブンはオーソドックスなコッペパンだ。パンと中身のバランスが良く、慣れ親しんだ味。良く言えば「安心感がある」、悪く言えば「無難」だ。

ローソンは大きいゆえに食い甲斐がある。ファミマと比べて40グラムも重いので、そのぶん満足度も高いが、パンと中身のバランスがやや悪く、大味な印象は否めない。


そしてファミマの生コッペパンはと言うと……これ美味いな……。


従来のコッペパンの約8倍のたまご、約15倍のマーガリンを使用したブリオッシュ生地に、生クリームを加えているそうだ。そのためか生地がしっとりとしていて、口の中がパサつく感じが全然ない。パンの美味しさが際立っている。

サイズは他社より小さいけど、味から得られる満足度はとても高い


食べるまでは「何でもかんでも『生』ってつければいいと思ってるだろ」くらいの印象だったけど、食べたら「なるほどですね~」となってしまった。気になる人は食べてみてほしい。きっと「なるほどですね~」となるはずだから。


参考リンク:PRTIMES
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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