カー用品はオートバックスやイエローハットで買うものとばかり思っていたが、意外とGEO(ゲオ)も熱いかもしれない。というのも、車載用のワイヤレス充電スマホホルダーが2178円で売っていたからだ。自動開閉センサー搭載で片手で簡単に操作できるという。

そもそもどんな商品なのかというと、スマホをダッシュボードやエアコンの送風口に固定しながら充電できるホルダーのこと。そこで今回は、私が普段使っている約5000円のスマホホルダーと使い心地を比較してみることに。価格差は2倍以上……果たして!

・ゲオのスマホホルダー

スマホを固定するだけのホルダーなら、カー用品店じゃなくても1000円以下で売っている。しかし固定方法がダッシュボード・エアコンの送風口の2Wayタイプかつ最大15W対応ワイヤレス急速充電可能な車載用スマホホルダーが2178円となると安い。

もしかしたら最近は安いスマホホルダーも色々出ているのかもしれないが、私の使っているホルダー「CAPS CHC-02(以下、5000円ホルダー)」も現役バリバリでまだ販売中なので、やはりゲオの商品はリーズナブルな部類に入るだろう。箱を開けて中身を確認すると……

シンプルなデザインのホルダー本体・吸盤付きマウント(ダッシュボード固定用)・クリップアタッチメント(エアコン送風口固定用)・USB Type-Cケーブル・説明書が入っていた。

付属のType-Cケーブルを本体のポートと接続し、反対側のType-Aプラグを車に搭載されたUSBポート等に差し込んで使う。スマホを近づけると赤外線センサーが反応して両サイドのアームが自動的に開き、充電エリアにスマホを置くと2秒後にアームが閉じる仕組みだ。

ちなみに5000円ホルダーは、タッチセンサー部(ホルダー中央)を指で触れるとアームが開き、スマホをセットするとアームが自動的に閉じる仕組みとなっている。どちらも片手で操作が可能だ。

では、さっそくエアコンの送風口に取り付けてみる。ちなみに5000円ホルダーは、スクリューを回転させて「クリップ幅」を調節できるから簡単なうえに固定力も強い。

ゲオの方は「ツメを開閉するボタン」がかたいのでけっこう力が必要。女性はちょっと大変かもしれない。

無事に固定できたらケーブルを接続して準備完了。ツメの開閉だけ苦労するかもしれないが、取り付け作業の流れ自体はとてもシンプルだった。難しくない。


・使ってみた

実際に使ってみよう。スマホを近づけると赤外線センサーが反応してアームが開き、スマホをセットすると約2秒後にアームが閉じて固定される。


んで、サイドの「リリースボタン」を押すとアームが開く。スマホを取るとアームは自動的に閉じるようだ。うむ、使いやすいぞ。


ちなみにスマホは4〜6.7インチまで対応(幅50〜85mm・厚み12mmまで)。先述したように最大出力は15Wとのこと(5000円ホルダーも同様)。総合的に見てゲオのホルダーは価格の割に優秀だった。ただし、5000円ホルダーとの大きな違いが1点あって……

スマホが横揺れするということ。スマホが落ちるほどではないが、ツメで挟んでいるだけなので仕方ない。クリップでがっちり固定している5000円ホルダーと比べると揺れ幅が大きいことが分かるはず。ま、でも気になった点はそのくらいだ。

もちろんダッシュボードに吸盤で取り付けられるなら問題ないかも(私の車では試せず)。いずれにせよ、バッチリ使えるワイヤレス充電スマホホルダーが約2000円で買えるのは熱いので、ドリンクホルダーにスマホを突っ込んでいる方はチェックしてみてはどうだろうか。オンラインショップでも売っているぞー!


参考リンク:GEO「車載用 ワイヤレス充電スマートフォンホルダー」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.