最強クラスのコスパを誇る「サイゼリヤ」の中で異彩を放つのが『アロスティチーニ(ラムの串焼き)』だ。2本で税込400円と決して安くない値段ながら、その中毒性のあるウマさは群を抜いている。サイゼの影の支配者と呼んでも差し支えないだろう。
ところが本日2022年11月29日、そんな『アロスティチーニ』に関する衝撃的なニュースが飛び込んできた。サイゼの発表によると『アロスティチーニ』は本日以降、店舗の在庫が終了次第、販売を一時休止するというのだ。マ、マジかよォォォォオオオオ!
・アロスティチーニ販売休止
旨みがギュギュッと凝縮されたラム肉と、異様な中毒性がクセになる魔法の粉『やみつきスパイス』との強力タッグで人気を博す『アロスティチーニ』。あれを食べるためにサイゼに通っているという人もきっと多いだろう。文句なしの超鉄板メニューであるが……。
それだけに、今回の販売休止の報は残念でならない。『アロスティチーニ』に一体何が起きたのか? クセが強すぎるせいで誰も頼まなくなったのか? サイゼによると、つまりこういうことらしい。
「平素は格別のご愛顧を賜り厚くお礼申し上げます。
『アロスティチーニ(ラムの串焼き)』は、予想を超えるご支持をいただき、生産が追い付かない為、11月29日以降、店舗の在庫が終了次第、販売を一時休止いたします。
ご期待に沿えず、誠に申し訳ございません。ただ今、最大限に生産量を増やしているところでございます。
供給体制が整い次第、販売を再開させていただきます。ご不便、ご迷惑をお掛けいたしまして、誠に恐れ入りますが、何卒、ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます」
……なるほど、売れすぎたのが原因か。思ったよりも平和な理由で何よりだ。まあウマいですしね、『アロスティチーニ』。追加で何度も注文したくなる気持ちはよく分かります。
ただ、実は今回『アロスティチーニ』が販売休止となったことで、サイゼの肉メニューがけっこうヤバイ事態に陥ってしまっているのだ。あなたは覚えているだろうか? 今年5月、『柔らかチキンのチーズ焼き』と『熟成ミラノサラミ』が販売終了になったことを。
・肉の終売ラッシュ
詳細は当時の記事をご覧いただきたいが、鶏肉の原料供給不足を理由に『柔らかチキンのチーズ焼き』が、イタリアの豚肉等の一時輸入停止を理由に『熟成ミラノサラミ』が、ある日突然メニューから姿を消してしまった。
同様に販売継続を不安視された『プロシュート(パルマ産熟成生ハム)』も、残念ながら現在はすでに終売となったようで、サイゼの公式サイトから閲覧できるグランドメニューには「販売終了」の文字が付け足される形で書かれている。
・ただ待つのみ
『柔らかチキンのチーズ焼き』『熟成ミラノサラミ』『プロシュート』に続いて『アロスティチーニ』まで……。なかなか絶望的な気持ちになってくるが、今はゆっくり焦らず『アロスティチーニ』の販売再開を待とう。大丈夫だ、俺たちのサイゼを信じろ。
参考リンク:サイゼリヤ(PDF)
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.