ロケットニュース24

ロッテリアで「ちょい飲み」をした私は入店20分で店を飛び出した / 最高すぎる店舗限定サービスだが…

2022年10月18日

ロッテリアが一部店舗でちょい飲みをやっている。ご存知だろうか? 正確には「ロッテリア バル」というカッコイイ名称なのだが、まぁ実質ちょい飲みである。

ザックリ説明すると、プラス100円でセットのドリンクがビールやハイボール等に変わるというもの。飲み放題ではなく、ちょこっと飲みたい人向けのサービスだ。

・ロッテリア バルとは

「一体何が飲めるの?」と気になる人がいるだろうから、まずはそのあたりから説明していこう。


ロッテリア バルで選べるのは、アサヒスーパードライ(350ml)、アサヒドライゼロ(350ml)、レモンサワー(350ml)、ハイボール(350ml)の4種類。

ここで注意すべきなのは、ロッテリア バルは店内飲食のみで、なおかつ17時からという点。さらに数量限定&店舗限定となり、現時点で対応しているのは全国の13店舗のみだ。

以下に書き出しておくので、気になる人はお近くの店舗が対応しているかどうかを確認してから向かってくれ。


・対応店舗

新宿小田急エース店
中野サンモール店
アルカード茂原FS店
新京成八柱駅店
プレナ幕張店
小田急マルシェ相武台店
新越谷ヴァリエ店
三井アウトレットパーク大阪鶴見店
京阪古川橋店
アピタ稲沢店
京阪出町柳駅店
JR札幌店
札幌中央店


──さて、上の一覧を見て、「全店舗でやってくれよ!」と嘆いている人は多いかと思われる。実は私もそう思っていたのだが、実際に体験してみると「店舗限定にしとかないと逆に危険」だと考え方が変わった。

早い話が、最高すぎるのだ。どれほど最高なのかは、以下の画像だけで(伝わる人には)伝わるかと思う。


いつもはジンジャーエールやらアイスコーヒーやらがいるポジションにビール。なんと心躍る画(え)だろうか。これがたったのプラス100円で実現可能なのだから、頼まない手はない。

たとえば、コスパを重視してハンバーガー(単品240円 / セット660円〜)で最安のセットを選べば、660円に100円プラスして760円で済む。

私の場合は「ロッテリア クラシックビッグ オリジナル(単品850円 / セット1270円〜)」を選び合計1370円。


想定よりちょっと高くなってしまったが、それでも出来たてハンバーガーで飲めるのだから全然アリ……と思いながらビールを単品で追加。

そう、ビール(380円)、ハイボール(350円)、レモンサワー(350円)などはそれぞれ単品注文もできるのだ。実に幸福なシステムではないか。「ロッテリア バル」というヤツは。

このままいくと2〜3000円は使っちゃいそうだな……と思ったとき、私はハッとした



以前の私なら、ロッテリアで2000円も使うなんて考えられないことだった。しかし、今はアリになっている。なぜなら、私の中で「ロッテリア=ハンバーガー屋」という概念が崩れかかっており、「ロッテリア=飲める店」になりかけているからだ。

ファストフードなら「クソ高い」となる価格でも、飲み屋だと「全然OK」になってしまう不思議。そういう意味で「ロッテリア バル」はまるで “幻惑の杖” のようなものであり、見方によっては実に危険な代物だ。


そして、このイリュージョンは対抗する手段はただ1つ。「ロッテリア=ハンバーガー屋」という概念だけは死守することだろう。

何がなんでもロッテリアに飲み屋のイメージだけは抱いてはならないと考えた私は、追加もそこそこに店(中野サンモール店)を出た。


それから商店街をフラフラと歩いていると……


我が心のふるさと「餃子の王将」を発見。


ひとまず餃子を注文して心を落ち着けた。


ふぅ、危ない危ない。あのままロッテリアで飲み続けていたら、私の中で「ロッテリア=飲むための店」という概念が確立されていたことだろう。

そうなると、ロッテリアでベロベロになるという悪習が身に付く恐れがあるし、経済的な面でも精神的な面でも面倒なことになりかねない

今回は我ながら素晴らしいリスクマネジメントによって危機を回避できた……と自分で自分を褒めながら、餃子をビールで流し込んだのであった。


〜おわり〜


参考リンク:ロッテリア「ロッテリア バル
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

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▼ちなみに、「ロッテリア バル」でサイドメニューに選んだのは『チキンからあげっと&ポテト』。言うまでもなくビールと非常によく合う

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