スタンプって、自分では描けないようなデザインを簡単に添えることができるめちゃくちゃ便利な道具だ。

ただ、基本的に1色でしか表現できないんだよな。もちろん探せばいろんな色のスタンプパッドは見つかるけれど、なんか物足りないというか。

「それなら自分で描いた方が早いな」と気づいてからは、スタンプとは縁のない生活を送っていたのだが……ある日、好きな色を組み合わせてオリジナルのスタンプパッドを作れる商品を発見した。

なんだそれ面白そう!! さっそく購入してみたところ……そこは無限ループの入り口だった。


・いろづくり

その商品は「いろづくり」という。販売元は、なんとあのシヤチハタだ。


色のついていない真っ白なスタンプパッド(税抜400円)に……



別売りの専用インキ(1色 各300円)を垂らすことで好きな色のスタンプ台を作ることができる画期的なアイテムだ。日本の伝統食を再現したインキは全部で29色もあるぞ。

どの色にしようか迷いに迷った結果、筆者は「藤色」「瑠璃色」「向日葵色」の3色をセレクトした。

今回目指すのはパッケージにあるような水玉模様。こんなポップなスタンプパッドなら、スタンプを押さずに見ているだけでもテンションが上がりそうだ。


インキをスタンプパッドに滴下したら……


インキに1本ずつ付属しているスティックを使って……


すぐにインキをスタンプパッドに叩き込む!! すると……


インキがすぐにスタンプパッドに染みこんでいった。数回叩いただけで、面白いくらいにスーッと吸い込まれていく。よし、これを繰り返せば水玉模様が作れるはず……


あれ……


いやなんでこうなった。


たしかにいろんな色が混ざってはいるけれど、水玉模様と言うにはあまりにも無理がある盤面が完成してしまった。己の不器用さが憎い。


商品ページによると印面が綺麗にグラデーションを描くみたいだけど、こんな盤面じゃうまく色が出ないんじゃないか? 一抹の不安を抱きつつ、恐る恐るスタンプを押してみると……


お……!?


思ったよりいいのでは!?


インクを滴下したときに隣の色を浸食してしまった部分もあったのだが、色の境目が汚くなっている様子もない。スタンプパッドの仕上がりを見たときは不安だったけど、どうやら杞憂だったみたいだ。


同じスタンプパッドを使っているのに、インクを付けた場所によって色が変わるのも面白い。スタンプを押すごとに違う色味を楽しめるぞ。


・もっと……もっと作りたい……!!

ふ~、無事に作れてよかった! こんなに綺麗なグラデーションを作れるスタンプパッドなんて、なかなかないんじゃないだろうか。世界に1つだけの作品だ、大事に使おう。


……もう1個作りたいな。


今度は別の色の組み合わせも試してみたいし、盤面の柄も変えてみたい。何なら盤面に滴下する前にインキを混ぜて、新しい色を作り出すことも可能なようだ。

まだ残ってるインキも使い切らないともったいないしな。スタンプパッドなんて、別に何個あっても困らないよね……? 

とっても楽しい体験ができたので、ぜひ皆さんにもおススメしたい……と言いたいところだが、これ1回ハマったら本当に抜け出せなくなるやつだ。ご購入の際にはくれぐれもご注意を……!!

参考リンク:いろづくり
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.