美味そうな蕎麦にありがちなパッケージというものがある。まず少量であること。多くても250gまでが望ましい。次に、達筆であること。ギリ読める程度が良いだろう。そして最後に「金色」が使われていること──。
それらをすべておさえたパケが、今回の『信州 八割そば』であろう。しかもこやつ、「古風なイラスト」まで付いている。どう考えても美味そうであるが、肝心なのは中身である。はたして、その実力とやらは……!?
ちなみにこちらの商品の製造者は、「古来本づくり本舗株式会社沢製麺」と、これまた美味そうな会社名。そして内容量は240gの3人前(1人前80g)と、またしても “美味そう条件” を満たしている。これは期待……!
デカい鍋にたっぷりのお湯を沸かし……
強火で5分ほど茹でたら……
ハイ完成。
して、そのお味は──
細い。これまた細いねぇ。どうも最近は細麺に当たる確率が高いねぇ。ずずっと、すすりやすい蕎麦ではある。そして今回も食べれば食べるほど蕎麦の味をジンワリと感じてくるスロースターター系の蕎麦であった。なお、薄めの蕎麦湯は出る。
家か外かでいえば家かなぁ。ギリギリ家かと。外に出ようとしたら雨降っていたみたいな。どうも “美味そうな蕎麦のパッケージ” である場合は、三振ではないが一塁打くらいで終わる確率が高い気がする。今後もパッケージとの相関関係に注目していきたい。
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24
★現在までのベスト5★
※()内は購入時の1人前価格
【1位】山本食品『特選そば 十割そば専用工場謹製』(205円)
【2位】はくばく(霧しな)『元祖乱れづくり 木曽路御岳そば』(109円)
【3位】新得物産株式会社『北海道新得八割そば』(161円)
【4位】成城石井オリジナル(新得物産)『挽きぐるみそば』(128円)
【5位】柄木田製粉(信州戸隠そば)『信州 本十割そば』(128円)
【惜しくも選外になった蕎麦たち】
〜松〜
■ライフプレミアム『信州戸隠 二八そば』(161円)
■滝沢食品『滝沢更科 十割そば』(165円)
■本田商店『出雲そば』(150円)
■柄木田製粉『信州 七割更科そば』(100円)
■本田商店『BIO-RAL Organic 国産有機十割そば』(247円)
■信州戸隠そば株式会社『信州本十割そば』(216円)
〜竹〜
■紀ノ国屋オリジナル(東亜食品工業)『御そば(おそば)』(230円)
■小川製麺所『山形のとびきりそば』(75円)
■山本かじの『十割そば本舗 国産の十割そば』(270円)
■岡本製麺『阿波名産 祖谷十割そば 石臼挽き』(179円)
■大西製粉『風穴そば』(243円)
■サラヤ『寒河江 全線 太郎兵衛そば』(205円)
■はくばく(霧しな)『そば湯まで美味しい蕎麦 黒』(128円)
■昭和製粉『蔵王の銀領そば』(139円)
■葵フーズ(東光麺業)『平打ち製法 風土伝匠 味わいそば』(1人前26円)
〜梅〜
■おびなた『蕎麦通の更科八割』(99円)
■おびなた『戸隠そば』(99円)
■高尾製粉製麺『麺の彩宴 播州そば』(46円)
■信州戸隠そば株式会社『信州戸隠そば』(216円)
■住岡食品『こだわりの麺々 蕎麦』(27円)
■7プレミアム(藤原製麺)『2種類のそば粉をブレンドしたそば』(48円)
■信州ほしの『信州田舎そば 小諸七兵衛』(79円)
■ローソンオリジナル(信州ほしの)『信州そば SOBA』(38円)
■山本かじの『十割そば本舗 伝統の二八そば』(161円)
■自然芋そば『越後伝統へぎそば 自慢ののどごし』(118円)
■白石興産『郷の麺処 そば』(36円)
■ニップン(おびなた)『本場 信州そば』(40円)
■CO-OP(おびなた)『そば』(40円)
■パルシステム(桝田屋食品)『国産とろろそば』(120円)
■信州ほしの『信州 小諸七兵衛 更科そば』(77円)
■FamilyMart collection(おびなた)『のどごしなめらかなそば』(61円)
■柄木田製粉『永坂更科 名物 御前そば』(247円)
■昭和製麺『山形の逸品 挽きたてのそば』
■はくばく(霧しな)『そば湯まで美味しい蕎麦 白』
■古来本づくり本舗株式会社沢製麺『信州 八割そば』
〜茸〜
■おびなた『蕎麦通のそば』(107円)
■トップバリュ(黄色)『香りとのどごし そば』(49円)
〜苔〜
■麺のスナオシ『おいしいそば』(27円)