4通。リクエストとしては多いほう。4人の読者様より、ドン・キホーテで売っている葵フーズの『味わいそば』をレビューしてくれとのお便りがあった。正直なところ私は「ドンキの蕎麦なんて……(笑)」などと思っていた。
パケ裏をよく見ると、愛知県の葵フーズは「販売者」であり製造者ではなかった。消費者庁の製造所固有記号検索ページで調べると、どうも製造所は山梨県にある「有限会社東光麺業」であるようす。山梨県、初登場。
ちなみに内容量は800g。1人前100gとすれば8人前の計算。これに販売価格214円(税込)を当てはめると、1人前あたり26円。これはダイソーやキャンドゥで売っている100均そば(1人前27円)より安い計算。だ、だ、大丈夫か……?
ともあれ、もう引き返せない。
デカい鍋にたっぷりのお湯を沸かし……
4〜6分半茹でたら……
ハイ完成。
して、そのお味は──
やりおる……! 完全にナメてたけど、これはなかなかやりおるぞ。正直、うまい。コシもあるし、喉越しも良い。どこをとっても平均以上だ。一体なぜ、こんなにもクオリティが高いのに、こんなに大盤振る舞いのデカ盛りパッケージで売っているのか。コスパ部門ならブッチギリのNo.1だぞ。
「家そば」か「外そば」かなら、ギリ外かもしれない。フードコートの蕎麦屋で出てくる蕎麦くらいのポテンシャル、いや、名も無き立ち蕎麦レベルの実力はある。ナメていた。すまん。リクエストが多いのも納得だ。そうだった。忘れていた。「蕎麦を見た目で判断してはならない」のであった。
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24
★現在までのベスト5★
※()内は購入時の1人前価格
【1位】山本食品『特選そば 十割そば専用工場謹製』(205円)
【2位】はくばく(霧しな)『元祖乱れづくり 木曽路御岳そば』(109円)
【3位】新得物産株式会社『北海道新得八割そば』(161円)
【4位】成城石井オリジナル(新得物産)『挽きぐるみそば』(128円)
【5位】柄木田製粉(信州戸隠そば)『信州 本十割そば』(128円)
【惜しくも選外になった蕎麦たち】
〜松〜
■ライフプレミアム『信州戸隠 二八そば』(161円)
■滝沢食品『滝沢更科 十割そば』(165円)
■本田商店『出雲そば』(150円)
■柄木田製粉『信州 七割更科そば』(100円)
■本田商店『BIO-RAL Organic 国産有機十割そば』(247円)
■信州戸隠そば株式会社『信州本十割そば』(216円)
〜竹〜
■紀ノ国屋オリジナル(東亜食品工業)『御そば(おそば)』(230円)
■小川製麺所『山形のとびきりそば』(75円)
■山本かじの『十割そば本舗 国産の十割そば』(270円)
■岡本製麺『阿波名産 祖谷十割そば 石臼挽き』(179円)
■大西製粉『風穴そば』(243円)
■サラヤ『寒河江 全線 太郎兵衛そば』(205円)
■はくばく(霧しな)『そば湯まで美味しい蕎麦 黒』(128円)
■昭和製粉『蔵王の銀領そば』(139円)
■葵フーズ(東光麺業)『平打ち製法 風土伝匠 味わいそば』(1人前26円)
〜梅〜
■おびなた『蕎麦通の更科八割』(99円)
■おびなた『戸隠そば』(99円)
■高尾製粉製麺『麺の彩宴 播州そば』(46円)
■信州戸隠そば株式会社『信州戸隠そば』(216円)
■住岡食品『こだわりの麺々 蕎麦』(27円)
■7プレミアム(藤原製麺)『2種類のそば粉をブレンドしたそば』(48円)
■信州ほしの『信州田舎そば 小諸七兵衛』(79円)
■ローソンオリジナル(信州ほしの)『信州そば SOBA』(38円)
■山本かじの『十割そば本舗 伝統の二八そば』(161円)
■自然芋そば『越後伝統へぎそば 自慢ののどごし』(118円)
■白石興産『郷の麺処 そば』(36円)
■ニップン(おびなた)『本場 信州そば』(40円)
■CO-OP(おびなた)『そば』(40円)
■パルシステム(桝田屋食品)『国産とろろそば』(120円)
■信州ほしの『信州 小諸七兵衛 更科そば』(77円)
■FamilyMart collection(おびなた)『のどごしなめらかなそば』(61円)
〜茸〜
■おびなた『蕎麦通のそば』(107円)
■トップバリュ(黄色)『香りとのどごし そば』(49円)
〜苔〜
■麺のスナオシ『おいしいそば』(27円)