自販機大好き! 自称「自販機マニア」の佐藤です。世の中にはいろんな自販機が存在していて、コロナ禍以降、飲食系自販機は爆発的に普及している。ありとあらゆる食品を非対面で購入可能になっているわけだが、また新たなものを発見してしまった!
東京・葛飾区には、なんとうなぎの自動販売機が存在するのである。夏のスタミナ供給に欠かせないうなぎを自販機で売るとは……。はたして美味いのか?
・老舗のうなぎ自販機
自販機を設置しているのは、葛飾・四ツ木にある「うなぎ魚政」である。創業約40年の老舗でグルメ雑誌やサイトでも取りあげられる名店中の名店である。
ここは作り置きをせずに、予約時間に合わせてうなぎをさばくところから始めるこだわりの調理法をとっている。提供まで時間がかかるが、素材の持ち味を損なわずに存分に味わえることから、高い人気を呼んでいるのだ。
あいにく私(佐藤)が訪ねた日は定休日(火・水曜)だった……。
でも大丈夫! だってここには自販機があるからね!!
販売しているのは、上段が「国産うなぎ 志ら焼(大3/4尾)」(税込4000円)、中段が「ブランド鰻 蒲焼(小1尾)」(税込5000円)。そして下段が「国産うなぎ 蒲焼(大3/4尾)」(税込4000円)の3種類である。
食べるなら蒲焼だな! ブランドうなぎも国産らしいんだけど、できれば大ぶりな身を頬張りたいので下段の国産うなぎを購入!
・心はうなぎ昇り!
持ち帰って容器を開けると、中にはうなぎとタレ・山椒が入ってた。冷凍の真空パックだからうなぎはカチカチの茶色い板と化している。
これを熱湯で5分湯せんするだけ。お店で焼きたてを食べるな場合は30分以上かかるところを、わずか5分で食べられてしまうのだ。
袋から出すと……、香ばしいうなぎのかおりがブワっと広がる! ウマそう~!!
半身を箸で持ち上げると、重さでちぎれそうだ。大口開けて食らいつきたい!
さすがにこのままかぶり付くわけにはいかないので、上品に箸で切り分けて食べると身は柔らかでフワフワ! ひと口噛むごとにうなぎの旨味が五臓六腑に染み渡る。夏はコレだな、コレだよな!
うなぎをツマミに酒をチビチビやるのもいいけど、ご飯にのせてうな丼だッ!!
商品に付随していた「美味しい食べ方」によると、ご飯の上にタレをかけて、その上にうなぎを乗せるとある。それに従って盛り付けたら、至極のうな丼の出来上がりだ。見た目がウマそうすぎる! iPhoneの壁紙にしたいくらいに美しいじゃないか!!
目の覚めるような山椒の香味を嗅ぎつつ、肉厚なうなぎをご飯と共に口に放り込むと、天にも昇るような気持ちになる。まさに心はうなぎ昇りや~!
なお、自販機は品切れでなければ24時間購入可能。つまり、深夜や早朝に猛烈にうなぎを食いたい衝動に駆られても大丈夫。老舗の味を自宅や職場で存分に楽しむことができるぞ。夏のスタミナ補給はコレで決まりや!
・今回訪問した店舗の情報
店名 うなぎ魚政
住所 東京都葛飾区東四つ木4-14-4
時間 11:30~14:00(L.O.13:00) 17:30~21:00(L.O.19:30 入店・予約は19:00まで)
定休日 火・水曜日
参考リンク:うなぎ魚政
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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