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「峠 最後のサムライ」ゆかりの料亭でコーヒーが飲める! 赤じゅうたんが広がる和洋折衷の内装は幕末ファン必見

2022年6月25日

2022年6月17日より上映中の「峠 最後のサムライ」。幕末の戊辰戦争を題材にした「峠」という司馬遼太郎の小説を原作とした映画作品だ。この映画のロケ地にもなったのは、新潟県小千谷市(おぢやし)。

ここには、戊辰戦争で重要な役割を果たした長岡藩総督・河井継之助(かわいつぎのすけ)が新政府軍との会談後に昼食をとった老舗の料亭が現存している。

歴史上の人物が訪れた部屋が残っているだけでも驚きだけど……なんとこの料亭の中にはカフェも併設されていて、オシャレなスイーツやコーヒーも提供されているんだそう。

料亭でスイーツやコーヒーまで味わえるってどういうこと……? 気になったので、実際に行ってみた!


・Tochu Cafe

こちらが江戸時代から営業を続けている老舗、「居・食・亭 東忠(とうちゅう)」。噂のカフェ、「Tochu Cafe」はこの中にあるという。


建物は有形文化財に登録されており、どっしりとした重厚な雰囲気を放っている。カフェがあることを知らなかったら入るのをためらってしまいそうだ。


入り口を抜け……


赤いじゅうたんが印象的な「これぞ日本家屋!」と言いたくなるような雅な階段を登ると……


カフェがある部屋に到着! 1歩足を踏み入れると……


お、オシャレ~~~!!! 今までの純和風な雰囲気とは一転、モダンな世界が広がった。


今回案内されたのは奥の方にある部屋。床や照明などは洋風なのに、入り口が低めだったり鴨井があったりと和室の面影が所々に残っていて不思議な感じだ。


メニューを見てみると「ブラジル アマレロブルボン」「フレンチブレンド」などのコーヒーをはじめ、「季節のスフレケーキ」「東忠プリン」などのスイーツもずらりと並んでいる。小さな呼び鈴を使いさっそくオーダー。


今回は、アイスブリュレとおすすめのスイーツやフルーツの盛り合わせ「スペシャルプレート(税込550円)」を味わってみることにした。

ご覧の通りバラエティ豊かなお菓子やスイーツが並んでおり、様々な味わいを楽しむことができる。その中でも特に印象に残ったのはケーキとアイスブリュレ。


ケーキの断面にはナッツとジャムが入っており、外側はぷるぷるしたムースのようなものでできていてとっても不思議な食感だった。このケーキだけでいったいいくつの食材が使われているんだろう……


アイスブリュレは噛んだときに表面の薄いブリュレ部分がパリパリと音を立てて割れ、香ばしさとプリンのような甘さが一気に口の中に広がった。


米粉を使ったパウンドケーキや甘酸っぱいメレンゲクッキーもあり、1皿で大満足できるプレートだった。なお、ケーキの種類は日によって異なるもよう。スペシャルプレートを注文しても、今回筆者が食べたものと同じケーキが食べられるとは限らないので注意してほしい。

ちなみに同行した家族が頼んだスイーツはこちら。

オリジナルブレンドのコーヒーを使った「オペラ(税込450円)」と……


丁寧に煮込まれた大納言を使った「白玉ぜんざい(税込450円)」。この他にも魅力的なスイーツがたくさんあったので、次にお邪魔した時に味わってみたいなぁ。


・見学もできる

さて、ティータイムを終えたところで東忠に来たら是非見ておきたい「梅の間」という部屋へいってみよう。


記事冒頭で「東忠で河井継之助が昼食をとった」と書いたが、まさにここがその部屋なのだ。


実際に足を踏み入れることも可能で、河井継之助も見たであろう景色を眺めることができるぞ。歴史ファンの方や峠のファンの方はより感慨深い気持ちに浸れるのではないだろうか。


部屋の中には、河井継之助やこの部屋についての解説文も置いてある。

非戦中立を保ち、ひたすら民の暮らしを豊かにしようとしていた家老・河井継之助。和睦を願って挑んだ新政府軍との会談が失敗に終わり、戦が始まると決まったあとどんな思いでこの景色を見たのか……。

当時は梅の木が見えていたことから、この部屋は「梅の間」と名付けられたそう。今はもうないけれどさぞかし雅な景色だったんだろうなぁ……歴史上の人物と同じ目線で時の流れに思いを馳せる、貴重な体験をすることができた。


・歴史も美食も味わえる場所

ちなみに東忠は数年前までは完全に料亭として営業していたのを2017年にリニューアルし、現在の形になったんだそう。今でももちろん料亭として利用することも可能で……


こんな素敵な庭を眺めながらゆったりと食事を楽しめる。


3階には大きな広間もあり、宴会場としても利用できるそうだ。こんなに広くて豪華な会場だったらテンションが上がっちゃうこと間違いなしだろうな……! あまりの広さに圧倒されてしまった。

新潟を訪れた際は、ここ東忠で歴史も美食もたっぷり味わってみてはいかがだろうか。周辺には戊辰戦争にまつわるスポットも点在しているので、同時にそれらを巡ってみるのもおススメだぞ!

・今回紹介した店舗の情報
店名 居・食・亭 東忠(Tochu Cafe)
住所 〒947-0022 新潟県小千谷市元町11-11
営業時間 昼の部(ランチ) 11:00~15:00 夜の部 17:00~23:00
定休日 不定休

参考リンク:居・食・亭 東忠峠 最後のサムライ
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.
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▼一部のお菓子は販売もされているぞ。お土産にするのもいいかも

▼池には悠々と錦鯉が泳いでいる。ちなみに錦鯉はここ小千谷市やその周辺で生まれたとされているぞ

▼1階にある部屋。庭を見ながら食事ができる

▼巨大な提灯や……

▼囲炉裏まで残っていた! 歴史を感じる

▼家族が頼んだコーヒー。とってもいい香りだった

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