今日(5月31日)は世界禁煙デーなのだとか。今では飲食店で容易にたばこを吸うことができなくなり、街の喫煙所も少なくなってしまった……。実は当編集部にも着々と禁煙の波が押し寄せている。数年前は全員が喫煙者だったのだが、今では禁煙に踏み切ったメンバーもいるのだ。

そこで! 禁煙によってどれくらいたばこ代を節約できているのかを計算してみた。その結果、恐ろしいことになった……。

・6年前は全員喫煙者

振り返れば6年前、我々はみんな同志(喫煙者)だった。2016年2月のある日には、11~18時まで7時間の禁煙チャレンジ(吸ったら即パンチパーマ)を実施したこともあった。あの辛く苦しい時間を、みんなで励まし合って乗り越えたはずなのに……


それがいつしか、それぞれの事情で禁煙を決断していったのである。


・現在の喫煙状況

はじめにたばこを卒業したのは、副編集長の和才である。2019年1月にたばことサヨナラしたのだ。それ以前は紙巻たばこ(メビウス・エクストラライト3ミリ)を3日で2箱のペースで吸っていた。


続いて編集長GO羽鳥が同年9月にたばこを卒業。それ以前は加熱式たばこ(グロー、ケント「インテスリー・フレッシュ」)を1日1箱吸っていた。


そして中澤星児は2022年3月から、たばこ葉ではなく茶葉を加熱するニコチンゼロの「ニコレス」を常用している。とはいえ3日で1箱、ガチの喫煙者である私(佐藤)から言わせれば、ニコチンゼロを3日で1箱なら吸ってないとほぼ同じ。というか、もう完全禁煙秒読み段階である。

それ以前は加熱式たばこ(グローハイパー、ケント「ネオスティック・トゥルー・メンソール」)を1日1箱吸っていた。


現在も喫煙習慣が続いているのは4名。まずは原田たかし。加熱式たばこ(アイコス、ヒーツ「フロストグリーン」)を1日1箱吸っている。


編集部内で唯一人の紙巻たばこ喫煙者、P.K.サンジュン。1日1箱(ラーク「ウルトラ1ミリ」)吸っている。


3年前から加熱式たばこ(プルームテック・プラス、メビウス「ゴールドロースト」)を吸っているYoshio。


そして加熱式たばこ(アイコス、マールボロ「スムースレギュラー」)を吸い続けている私だ。


わかりやすくまとめると、こんな感じになる。ちなみに1箱の価格は現在(2022年5月)のものだ。


禁煙組
和才 2019年1月から禁煙 以前:「メビウス・エクストラライト3ミリ」580円 3日で2箱
羽鳥 2019年9月から禁煙 以前:グロー、ケント「インテスリー・フレッシュ」500円 1日1箱


喫煙組(ノンニコチン)
中澤 2022年3月からニコレス(130円 3日で1箱1)。以前:グローハイパー、ケント「ネオスティック・トゥルー・メンソール」500円 1日1箱


喫煙組
原田 アイコス、ヒーツ「フロストグリーン」530円 1日1箱
サンジュン ラーク「ウルトラ1ミリ」540円 1日1箱
Yoshio プルームプラス、メビウス「ゴールドロースト」580円 1日1箱
佐藤 アイコス、マールボロ「スムースレギュラー」580円 1日2箱


・節約できた金額、煙に消えていった金額

さて、たばこをやめて一体どれだけの節約になったのか、計算してみよう。たばこの価格は2018年から毎年増税で値上げしており、計算がややこしいので、すべて現在価格で計算している。またわかりやすくするために、禁煙開始はすべてその月の1日からとした。


禁煙者は和才が禁煙を始めた2019年1月1日からの日数で節約できた金額を計算。喫煙者は同じ日から現在までのたばこ代を計算している。その結果……


羽鳥 50万1500円(500円×1003日)
和才 46万6760円(580円×822日(3日で2箱で計算))

中澤 -(マイナス)59万3500円(500円×1187日) ニコレス -2600円(130円×20日(3日で1箱で計算))
原田 -66万380円 (530円×1246日)
サンジュン -67万2840円 (540円×1246日)
Yoshio -72万2680円 (580円×1246日)
佐藤 -144万5360円 (1080円×1246日)


もっとも節約できているのは羽鳥。和才はそもそも喫煙量が少なかったので、羽鳥より節約金額では劣るが、46万の節約はデカイ。

一方私は喫煙量が2016年よりも増えており、結果的に140万円もたばこに使っていた! 羽鳥との差は200万円近くになる。マジかよ!

度重なる増税の値上げで、「だいぶお金使ってるんだろうなあ」とは思ったけど、まさかここまでとは。そろそろ潮時かなあ……、いやまだだ! まだイケる! でも4年で140万も消費してるとなると。う~ん……、答えが出ない。

執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24