PB(プライベートブランド)の絶対王者、セブンプレミアムから超ド級の新作が発売されてしまった……。
その名も「果実茶」。チルドドリンクコーナーでひっそりとデビューしていたのだが、これが衝撃的な美味しさだったのである。これは……2022年夏、絶対に流行る! かつてタピオカドリンクに熱狂した人たちは、間違いなくトリコになると思う。
早くも品薄になっているようなので、見つけたらぜっっったいに買うべし!
・ジャスミン茶 ✕ フルーツ ✕ ナタデココ
セブンイレブンの新作「果実茶」は「パインマンゴージャスミンティー」と「キウイフルーツジャスミンティー」の2種類で価格は税込み213円。
ジャスミンティーの中にフルーツと細かく刻んだナタデココが入った、アジアン系のデザート系ドリンクになっている。
ぶっちゃけ黒枠に白字でデカデカと「果実茶」と描かれたパッケージは、PB感満載で「映える」とは言いづらい。
ところが、ベースとなるジャスミンティーは最高級等級茶葉である銀毫(ぎんごう)ジャスミン使用の本格派。さらに半透明のパッケージからは、ぎっしりとフルーツが入っているのが見える。これはかなりゴージャス!
・なぜかガッキーのことを思い出した
容器をしっかり振ってから、太めのストローをブスッとさして飲んでみると……。
ひとくちめから、ものすごい勢いで刻んだフルーツとナタデココがくちいっぱいに入ってくる! そして、ベースのジャスミンティーがめちゃくちゃ自然なフルーツがとけこんだ上品な薄甘さ!
緑茶ならではのほのか〜な苦味を残しつつ、飲み込むときにフワッとジャスミンの花の香りとフルーツの香りが鼻に抜けるのである。さわやかかつ、華やか……!
フルーツ系のティーにありがちな「お茶じゃなくてほぼジュースやん!」的な過剰な甘酸っぱさや、不自然香りがない。
そして、さらには細かく刻まれたナタデココのキュッ、コリッとした食感が、そこにユニークさまで添えている。このキュキュッとした触感がたまらない。タピオカにその座を譲っていたが、90年代に大ブームを巻き起こした元祖・食感系アジアンスイーツの意地を見た。ナタデココのリバイバル、ありそう……。
この魅力は女優に例えたらガッキーこと新垣結衣である。自然で爽やかで上品でちょっぴりおちゃめ、絶妙な親しみやすさ……。まるで「逃げ恥ダンス」を踊るガッキーみたいなドリンクなのだ。好きにならずにいられないだろう。
・ひとつぶ残らず果実が楽しめる
「パインマンゴー」、「キウイフルーツ」と2つの味があってどちらも間違いない美味しさだった。
だけど個人的により好みだったのは「キウイフルーツ」の方。ナタデココのコリコリとした食感と、キウイの種の酸味のあるカリカリ感の両方の食感を楽しめるのだ。フルーツが1種類だけだからか、ジャスミンティーの香りもこちらのほうが立っていた気がする。
果実の風味が華やかでトロピカルなのは「パインマンゴー」。こちらはパイナップルとマンゴー果実の他に、パッションフルーツ果汁も入っていた。
また、驚いたのが、しっかり振ってから飲むと、果実やナタデココが底に残らないこと。タピオカでありがちだった、底に残った吸いきれないタピオカを「ズズッ、ズズッ、ズゾゾゾゾゾ〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!」と、顔をタコみたいにしながら、未練たらしく吸うようなことがないのだ。
果実もナタデココもストローをちゃんと通るようにかなり細かく刻まれていつつ、食感は楽しめるという絶妙なバランス。こういう細やかさがセブンプレミアム帝国の恐ろしいところだと思う。
ちなみに、「果実茶」のカロリーはどちらも80Kcalほどで、糖質は18〜19g。カロリーも糖質も高かったタピオカミルクティーに比べるとヘルシーなのもポイント高し。
セブンの「果実茶」は早くもSNSで話題で、速攻で売り切れそうなので見かけたらぜひ買うべし!
参考リンク:セブンイレブン(1)、(2)
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.
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