読者のみなさんに単刀直入にお伺いしたい。あなたは『ブルーコーンチップス』と聞いて、何色の食べ物を想像するだろうか? 私、P.K.サンジュンが100%のブルー、すなわち青。おそらく9割以上の方は私と同じ青を想像するハズだ。だって『ブルーコーンチップス』ですから。

だがしかし、実際のところコストコで購入した『ブルーコーンチップス』は、いくらなんでも青ではなかった。果たして『ブルーコーンチップス』は何色だったのか? 詳しくは以下でご報告したい。

・青大好き、アメリカ

アメリカにお出かけになったことがある方は理解できるだろうが、向こうのスーパーに立ち寄るとビックリするほど青い食べ物が多い。青いグミやキャンディなどはあたり前に売っており、まさに「文化の違い」といったところだろうか。

ちなみに現地の知人によると、青いお菓子は「ラズベリー味」であることが多いようだ。「こっちの人は色鮮やかなほど歓迎する傾向がある」とも言っていたので、やはり日本人とは感覚のズレがあるようだ。

・青い理由

さて、今回ご紹介するコストコで発見した『ブルーコーンチップス』は、624グラム入りで1098円。「有機トルティーヤチップス」との記載してあった通り、コーンチップスを力づくで青く着色した商品ではない。

青の秘密は「ブルーコーン」と呼ばれる品種のトウモロコシを使用しているため。ブルーコーンはアメリカの原住民から代々受け継がれてきた不思議な品種だと、Wikipediaに書いてあった。つまり遺伝子組み換えなどはされていない、オーガニックなトウモロコシである。

ブルーコーンを使用した『ブルーコーンチップス』は、それそれは青いに違いない。むしろこっちの食欲が無くなるほどの “真っ青” であって欲しい。ところがいざ『ブルーコーンチップス』を開封してみると……


あ、青くないだと……?


目の前のコーンチップスは、茶色というか紫色というか、何とも表現しにくいカラー。というか、商品名を知らずにコレを見て「青い」と言う人間がいるのだろうか? 試しに当サイトのメンバーに「何色に見える?」と聞いてみたところ……


あひるねこ「こげ茶色


砂子間「ステーキ色


和才「ブルーベリー色


佐藤「土色


原田「岩の色


御花畑「ねずみ色


中澤「えんじ色


「青」と答えたのは0人であった──。


とはいえ、パッケージにあった写真とはほぼほぼ変わらない色合いだったので、画像詐欺というワケでは全くない。むしろ再現性の高さを考えれば「誠実な商品」とも言えるだろう。

・予想外にウマい(笑)

また意外と言っては失礼だが、味自体は非常に良い。シンプルな塩だけの味付けでありながら、上品で雑味の無いコーンチップスである。正直、コーンチップスはあまり味の差が出ない食べ物かと思っていたが、ブルーコーンチップスは率直「ウマい」と感じた次第だ。

というわけで、期待したほど青くなかった『ブルーコーンチップス』であるが「実は味がとても良い」ということは、ぜひ覚えておいていただきたい。サルサソースなどをディップして食べるとまた美味しいゾ。


オススメ度(☆5中): ☆☆☆☆(シンプルだけどウマい。たぶん素材がイイ)
また買う度(☆5中): ☆☆☆☆(コーンチップスをお買い求めなら青さにビビらず買って欲しい)
オススメシチュエーション: 結構バリバリ食べられてしまうので食べすぎにはご注意を。

参考リンク:コストコ公式サイトWikipedia
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.