いまやネットで簡単に購入できる馬券。競馬中継を楽しみたい私(中澤)が、初めて馬券を購入したのは2022年3月27日の「高松宮記念(GⅠ)」であった。1番人気のレシステンシアが沈み、278万馬券が出るという波乱レースとなったことは以前の記事でお伝えした通りである。
だが、春のGⅠはまだ始まったばかり。幸い、私は2着のロータスランドを複勝で当てていたので、それで得た1万円を4月3日「大阪杯」に賭けてみた。
・ゴリゴリ
エフフォーリアとジャックドールがゴリゴリの本命・対抗となっていたこのレース。レース前の雰囲気は以前の予想記事を参考にしていただければと思うが、なにせエフフォーリアは2021年の年度代表馬だし、人気の集まり方は高松宮記念のレシステンシア以上だった。
さすがに負けないだろう。いや、ジャックドールの勢いならあるいは……。そんな2頭が中心で、去年優勝しているレイパパレが少し差をおいての3番人気。まあ、優勝争いはこの3頭だろう。
・ウソだろ
と思いきや、レースが始まったら、突然影が薄くなるエフフォーリア。直線に入る時、悲鳴のような実況が聞こえた。「エフフォーリアは中団でもまれている! 中団でもまれている! エフフォーリアピンチーッ!」と。
そして始まった最後の直線。もはやエフフォーリアはどこにいるのかさえ分からない。なんならジャックドールもたれていく。替わりに先頭争いをしているのはレイパパレと……
ポタジェ!
いや、お前誰やねーーーーーーん!! しかし、鋭いポタジェの差し脚。そのままレイパパレを差し切って1着となった。高松宮記念に続いて予想外すぎるだろ。もはや笑うしかない。
・春のGⅠがヤバイ
後から調べたら8番人気の馬だったようで、単勝の払い戻しは5870円がついていた。馬連でも1万980円の万馬券、3着アリーヴォまで当てる3連単だと53万7590円の53万馬券となる。
エフフォーリアはともかく、少なくともレイパパレは先行として良い位置取りをしていたので実力は発揮できたはず。ダビスタだったらレイパパレが獲る流れだった。それでも勝者はポタジェなのだから、競馬の奥深さを感じずにはいられない。
高松宮記念は278万馬券、大阪杯は53万馬券と、ガチ競馬した2回が2回とも波乱のレースになっている私。春のGⅠ始まりの2戦が荒れに荒れたわけだが、4月10日の桜花賞は1番人気馬が勝つところを見られるだろうか。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼春の嵐が吹き荒れた「大阪杯」