2度の新型コロナウイルスワクチン接種から半年が経ち……2022年2月上旬に住んでいる区から3回目のワクチン接種の案内が届いた

街ではオミクロン株が猛威を振るっているが、できればこのままコロナにかからずに逃げ切りたい……。

というわけで、3回目のワクチン接種をさっそく済ませてきた。3回目だし、副反応も前より軽いと思っていたのだが、まったくそんなことはなかった。個人的な記録ではあるが、注意喚起も兼ねて記録しておきたい。

・ぶっちゃけナメていた

コロナ罹患を恐れて早めにワクチン接種の予約をしたものの、私は3回目の副反応についてはナメていた。3回目のワクチンは、前回の量の半分ということだったし、すでに2回もワクチン打っているんだから、きっと抗体もできているだろう……という素人考えである。

感覚としては、インフルエンザの予防接種を受けに行くような感じだったと思う。

1,2回目の接種のときは、食料を大量に買い込み、腕が上がらなくても着替えられるよう前開きの服を着て……と入念な準備をしていたが、3回目は特に準備はしなかった。なんなら、翌日は出かける予定を入れていたくらいだ。

・接種はスムーズ

私は1,2回目はモデルナ、3回目もモデルナの接種。前回の予約時の混乱をふまえてか、区のサイト経由ですぐに予約が取れた。土曜の夜の枠もあって、勤め人としてはありがたい。

接種会場は前回ほど人は多くなく、受付や体温測定などもスムーズに進み、半年前の混乱が嘘のようだった。

いっぽうで、医師の問診や説明は前回よりも丁寧。接種の疑問点について聞かれたので

「前回はモデルナで今回もモデルナにしたんですが、3回目はファイザーのほうがよかったんですか」

と尋ねたところ

「3回目の接種は別会社にする “混合接種” のほうが抗体ができやすいけど、ファイザーは予約が取りづらいので、早めに打てるモデルナでも問題ないですよ」

と、説明してもらえた。そして

3回目はワクチンの量は半分ですけど、副反応の準備はしておいてくださいね

と一言そえられた。……この時点で、ちょっと嫌な予感がした。

ちなみに夏と違って、冬服は腕まくりしにくいので心配していたが、ワクチンを打つブースはカーテンで仕切られていて、肌着になっても外から見えることはなかった。

注射の痛みは前回と同じくらい。15分待機してから接種証明をもらって会場を出た。

・当日の夜

ワクチン接種は19時半ごろ。近くで軽く食事を済ませて、家に着くまでは何もなかった。夜12時過ぎ頃、寝る前に少しだけ腕が痛いような感じがしたが、前回ほどではない。

明日は、何もなければ早起きして、お昼から美術館に行こう……などと呑気に予定を立てて就寝。

・翌朝、全身が痛い…

そして翌朝……8時頃に目が覚めたのだが、体が熱っぽくパジャマは汗でぐっしょり濡れていた。注射を打った方の腕もしっかり痛みがある。

喉とふしぶしが痛いし、まるでインフルエンザの初期症状のよう。熱を測ると36.8度と微熱。ダルくてベッドから起きることができないまま昼前になり、まったく出かけるどころではない。

熱はどんどん上がり、昼過ぎには37.4度ほどに。前回の接種では38度近くまであがったので、それに比べると低いものの、私は平熱が低いほうなので37.4度は高熱の部類に入る。全身の倦怠感とふしぶしの痛みは前回とあまり変わらない……というかむしろひどくなっている気すらする。

鎮痛剤を飲んで熱は下がったものの、肩・首・腰など関節の痛みは夜まで続き、ロキソニンジェルを塗って対応。倦怠感がひどく、コンビニに食料を買いに行く以外はほぼ1日じゅう家にいることになった……。

・備えておくべし

副反応の体感を数値化するとしたら、1,2回目の副反応が10だとしたら3回目は8.5くらいだった。要するに普通にしんどい。ワクチン接種の翌日に、仕事や人と会う予定を入れていたら大変だったと思う。

3度目の副反応について調べたところ、厚生労働省の発表によると

「リンパ節の腫れなどについては、初回(1回目・2回目)接種時と比較して、発現割合が高い傾向にある」

とのこと……。どうりでふしぶしが痛かったわけだ。

今回書いたのは、あくまでも私の体験談であり、もちろん、接種時の体調や、程度の差はあると思う。3度目の接種も前回と同じような副反応が起こると思って、しっかり備えておくことをおすすめしたい。

参考リンク:厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.