何か新しいことに挑戦するなら気持ち新たに元旦から。そう思う人は数多いだろうが、今年の私はそんな1人。これまで体験したことない新しい福袋を開封しようと意気込んで2022年を迎えた。
新春一発目の運試しをするにあたり、まずはスポーツ用品を取り扱う「L-Breath(エルブレス)」に降り立ったのだが、そこで出会ったのがドイツの老舗アウトドアメーカー「ジャックウルフスキン」。この狼の足跡ロゴ、どこかで見たことある!
・福袋の中身
ジャックウルフスキンのHPによると、同ブランドは1983年に設立。前身となる会社は1981年からあって、日本の生地メーカーと一緒にオリジナルの防水透湿素材を共同開発した歴史もあるそうな。
そう聞くとなんだか一気に親近感が湧くが、老舗の繰り出す福袋の中身はどんなものだろう。値段は1万6500円と決して安くないため「当たり」が入っていることに期待したい。それでは、いざ開封!
ふむ……バックパックにニットキャップ、そしてスウェットシャツにトレックジャケットの4点でなんてことないように見える。第一印象はぶっちゃけイマイチ。これで1万6500円かぁとも思った。だがしかし!
ここから老舗の真骨頂。「どうぞ、どんなものを入れているのか見てくださいな」と言わんばかりに……
値札をつけたままでいるではないか。あくまで私の体感かもしれないが、福袋の中に入っている商品は「福袋用に作られたもの」であったり「売れなかったから福袋に入れちゃおう」といったものが多いような気がする。
それだけに値札ありに遭遇しないことは珍しくない。対するジャックウルフスキンはどうだ。清々しいまでの姿勢で福袋を出してきた。よ〜し、それじゃ遠慮なく値段を公開させてもらおう!
バックパック(税抜8800円)。小さめかなと思いきや、使ってみると意外と大きい。
ニットキャップ(税抜3600円)。まぁこれは普通かな。ロゴが控えめなのがよい。
スウェットシャツ(税抜9000円)。一瞬「ナンジャコレ」が頭をよぎったが、シンプルでいいかも。1981年生まれの人は愛用したくなりそう。
トレックジャケット(税抜2万4000円)。
えっ……? 2万!?
な、な、なんとこれだけで福袋そのものの値段をぶち抜く高額衣類!! そりゃ値札つけたままでもいいよなぁ。これだけでお得感がヤバい。
以上の4点を全部足したら4万5400円。つまりおよそ3万円もお得な計算となった。んで、さすがにお高いだけあって着てみると……
冬にはちと寒いが、スタイリッシュだし2万4000円ということで着心地は抜群。いいの着てるな〜と体が喜んでいるのが分かる。そんでもってバックパックは……
PCが入る上に
コンパクトにまとまるから使い勝手がよさそう!
スウェットはあったかでニットと合わせてもいい感じだから、買い手のことをよく考えた福袋と言えるだろう。派手すぎないのが個人的にいいなぁ〜
と思っていたら背中の主張が激しめだったけどそれはそれでよし。デザインとして好きだし、春くらいに役に立ってくれそうな気がする。
今回、初めてジャックウルフスキンに手を出したが、改めて昨今の福袋について考えさせられた。やはり新しいことに挑戦するのは大事だなぁ。ためになったねぇ~。ためになったよぉ~。
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.