復ッ活ッ! 丸ごとカマンベールバーガー復活ッッ!! 2021年12月21日から、ドムドムバーガーでパンの替わりにカマンベールチーズでパティを挟んだ「丸ごとカマンベールバーガー」が税込み990円で復活している。

必然的に持つ部分がチーズとなるこのハンバーガー。ウマそうではあるけど、食べにくくはないのだろうか? そこで食べてみることにしたぞ。

・没メニューだった過去

チーズ好きなら1度は食べてみたいビジュアルをしているこのハンバーガーだが、実は没メニューである。では、なぜ今回が「再販」なのかと言うと、2018年に期間限定で販売されているからだ。

没メニューなのになぜ? その経緯については以前の記事でも触れているが、キッカケはフジテレビ系で放送されていたテレビ番組『有吉弘行のダレトク!?』である。この番組の「没メニューレストラン」の企画で提供が決定したのだとか。

・シンデレラストーリー

とは言え、この時点ではまだイロモノだったことは否めないだろう。なにせ、バラエティー番組からの期間限定復活である。そんな窮地を救った『有吉弘行のダレトク!?』も2019年に終了。では、なぜ今回の復活に至ったのかと言うと……

過去の人気商品から復活販売希望のアンケートを行った結果、1位が本商品だったのだという。もはやインパクトだけの人気ではない。没メニューから人気投票1位にまで上り詰めた「丸ごとカマンベールバーガー」は、ドムドムの、いや、ハンバーガー界のシンデレラと言えるのではないだろうか。

・買ってみた

事実、私もロケットニュース24の記事を見て「食べてみたいなあ」と思っていたし。そんな私のような人もいたのか、店舗に買いに行くと「丸ごと!!カマンベールバーガー」の注文が多いように感じた。ちなみに、プラス100円(税込)でバンズをつけることもできるという。

包み紙を開くと、確かにバンズのような大きいカマンベールチーズが具を挟んでいる。パティは2枚入っており、その間にはさらにトロけるようなチェダーチーズ。トマトと玉ネギも挟まれた豪華なフォーメーションにケチャップの赤が鮮やかだ。

・食べにくいのか

持ってみると、乾いたカマンベールチーズの外側のおかげで指にチーズがつくこともない。持ち心地はバンズとそんなに変わらない印象だ。


食べてみたところ、カマンベールチーズは冷えておりホロッと崩れる食感。一方で、パティに挟まれたチェダーチーズからはハンバーガーのチーズらしいまろやかさを感じる。


カマンベールチーズの主張がそこまで強くないのでチーズ臭さはなく、ゴロッとした肉感と合わさるとちょうど良い。ちゃんとハンバーガーしてる。

・ガラスの靴

ただ、前述の通り、カマンベールチーズがホロッとした食感な上、これだけで開口の限界くらいの高さがあるので、バンズはつけない方が良いかもしれない。しかし、なによりウマイと感じたのはソースが甘めなこと。ケチャップと別に何か甘いソースが入っている。この味は……


ハチミツ

自然な甘さが全体の味と溶け合うようだ。ハチミツはもちろんチーズには合うが、肉の旨み、トマトの酸味もより活かされているように感じる。ハンバーガーと考えると珍しいソースではあるが、余裕でアリ!

というわけで、味も納得のシンデレラ「丸ごと!!カマンベールバーガー」。ガラスの靴はハチミツであった。気になる人はぜひ食べてみてくれ。期間限定という魔法が解ける前に。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]