京都土産の定番といったら「八つ橋」「漬物」「阿闍梨餅」あたりだろうか。美味しいものに溢れている京都は、お土産を買うにも貰うにも困らないよね。
だが、ここ数年私が購入している京都土産は「あんぽーね」一択。特に京都感がある商品ではないのだが、単純に美味すぎてリピートしまくっているのだ。
京都在住でも店の回し者でもなんでもないが、「あんぽーね」を愛する者としてこの場をお借りし布教させて頂きたい。ほんと美味いのよこれ。
・和風でも洋風でもある あんぽーね
「あんぽーね」とは、祇園に本店を構える「あのん」のメイン商品。皮と餡が別々になっていて、自分で作って食べるタイプの最中(もなか)だ。
特筆すべきは中に挟む餡。最中の皮とセットになっているのは、つぶあんとマスカルポーネ! そこからもじって「あんぽーね」というわけである。
今回は京都伊勢丹で5個入り(税込1728円)を購入。季節によって桜餡や栗きなこ餡なども登場するが、やっぱりオーソドックスなつぶあんが最高にして最強だ。
つぶあんもクリームも5個分とは思えないほどたっぷり入っていて、すくうための木のスプーンもセットになっている。さっそく挟んでみよう。
十勝産小豆をじっくり炊いたつぶあんと、
マスカルポーネチーズを使用したクリームを……
最中皮でサンド!
作りたてだからビックリするぐらい最中が香ばしくて美味しい。このサクサク感を最大限楽しむためには、出来上がったら即食べるのがポイントだ。そして餡子の甘みにマスカルポーネクリームの酸味がめちゃくちゃ合っている!
餡子だけ食べてもマスカルポーネクリームだけ食べても正直そのまんまの味なのだが、その2つを合わせて最中に挟むと最強の和洋折衷スイーツが出来上がる。掛け合わせの力ってスゴイぞ。
1つ約350円と考えると高級だし購入を尻込みしてしまうが、1箱食べ終わるころには「なんでもう1箱買ってないんだよぉぉぉぉ」と過去の自分をぶん殴りたくなる、そのくらいウマい。そんなことを繰り返しているため今回は最初から2箱買ったが、それでも「もう1箱食べたい……」となってしまった。ほんとに恐ろしいお菓子である。
どうしても食べたい場合は、あのんHPや百貨店のオンラインショップから購入することも可能だが、今はまだ踏みとどまり利用まで至ってはいない。だってオンラインで購入なんてしたら私の場合歯止めが利かなくなってしまうからね……。
この味を知ってからは、京都に行った際はお土産代の大半をあんぽーねにつぎ込むようになってしまった。京都土産=八つ橋という私の固定概念が見事にぶっ壊されたなぁ。
個人的には八つ橋に次ぐ地位の京銘菓になっても良いんじゃないかとさえ思っている。ここ数年で東京や大阪にも店舗が増えたみたいだし、京都を代表するお菓子の1つになる日も近いかも!? ガチのマジでオススメなので機会があれば是非食べてみてほしい。