以前にも増して人気の高いカプセルトイ。キャラモノや家具・家電のミニチュア、オリジナルフィギュアやネタ系などなど……数え上げたらキリがないほど、日々新商品が登場している。

それらの中で私(佐藤)が最近注目したのは、リアリティを追求したミニチュアフィギュア「1/24 踏切コレクション2」である。この商品は警報音が鳴るという。

ぜひ聞いてみたい! と思い購入して音を鳴らしたら、ちょっと後悔した……

・踏切の思い出

少し話はそれるが、踏切の音を聞くと私は古傷がいたむ

あれは小学生の時だった。幼き日々を過ごした団地は、登下校の道のりに線路があった。地方のローカル路線、単線の鈍行電車はのどかではあるけど、通過するのに時間がかかった。遮断機が降りると行く手を阻まれてしまう。下校時に便意に襲われると最悪だ。

私はカンカンカン! という音を聞きながら、便意に屈してその場に泣きながら伏したことがある。電車さえ来なければ、踏切が閉じなければ。あの日の家路はあまりにも遠かった……。


・音が鳴る、踏切のカプセルトイ

思い出にふけってしまった、本題に入ろう。この商品は「株式会社トイズキャビン」 が2021年11月に発売したものだ。


できればデカい踏切を引き当てたいと思い3回もまわした。1個500円 × 3回で1500円も使ってしまったのか……。


1つを開けてみると、中には部品と説明書が入っている。遮断機を下ろした状態で最も低いものでも約13.5センチ。高いものは約18.5センチもある。したがってパーツの数が多い。



黄色のカプセルの中身は「A型踏切 旧警報灯」のモデルだった。ちなみにほかの2つの黒いカプセルはいずれも「B型踏切 旧警報灯」のモデルだ。


このほかに4つのモデルがあり、合計6種類が販売されている。


実際に組み立てた姿がこちら! デカい!!


遮断機長いな! それにしても作りが細かくて再現度が高いな!!


3つ並べると圧巻! 車のプラモデルを並べておきたい。


さて、気になる警報音なのだが、本体後ろのボタンを押してみると……


音デケエ! ご近所さんが気になるレベル。なにより私はあの日のトラウマがよみがえりそうだよ! 夕暮れの空に悲しく響くカンカンカン。40年前の秋、私は世界の無慈悲さを知った。遮断機の向こうににじんだ景色をにらみながら、人生ではじめての屈辱と絶望を味わった。

抗えぬ事情で脱糞した私は、なぜ母親に怒られなければいけなかったんだ! 俺のせいじゃねえーーー!


家族以外の誰にも知られることのない事故だったので、「う〇こマン」という不名誉なあだ名で呼ばれることがなかったのは幸いだ。


という訳で、この踏切はリアルなのでオススメだぞ♪

参考リンク:株式会社トイズキャビン (Twitter
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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