ふと気づいたら丸亀製麺でうどんを食べている。安定のうどんの味はもちろん、カウンターに並んだ揚げ物も魅力の1つ。トッピングでも定食でもイケる。誠に使い勝手が良い。

出先とかで何を食べるか決めていない時は丸亀製麺。そうやって色んな店舗で食べていたところ、たまにしか出会わないレア天ぷらがいくつかあることに気づいた。そんな中で、私が「あったら絶対に食べた方がいい」と思ったレベルのもの3つをご紹介したい。

・半熟玉子天(130円)

マジで半熟。サクッとした衣ととろとろの卵黄のハーモニーが神である。塩で食べると衣の食感も生きてさらにウマイので、個人的には完全に単品でいくタイプ。レア度は高めなように思う。


・さんま天(150円)

これは先日見かけたのだが、ボリューミーな秋刀魚(さんま)が激ウマであった。その際は単品でだししょうゆで食べたのだが、うどんのトッピングとしても生きそうである。


・メンチカツ(190円)

一番食べた方が良い。分厚いメンチカツは、ひと口食べるとじゅわっと滴るような肉汁で肉の旨味が全開だ。だしソースで食べた時、「次もあったら絶対食べる」と心に誓った。しかし、あれ以来出会えていない。


・広報に聞いてみた

なんでやねん。こんなにウマイのになんでこんなに出会われへんねん。ひょっとして店舗限定とかそういう制限的な何かがあるのだろうか。そこで丸亀製麺広報の宮林さんに聞いてみた。この3つって取り扱い店が限られていたりするんですか?

宮林さん「店舗限定と言えば店舗限定になるかもしれないんですが、いわゆるうどんメニューの店舗限定とは違う感じです」


──と言うと


宮林さん「トッピング系は、店長やお店のマネージャーの裁量で置かれているんですね。なので、同じ店でもあったりなかったりなんです。それを踏まえた上で、揚げ物置き場が狭い店だと、レギュラーだけで埋まってしまいがちなので、路面店など広いスペースのある店の方が揃っている可能性は高いと思います」


──なるほど


宮林さん「あと、さんま天に関しては10月の期間限定メニューで、関さばや金華さば、ホッケなど、月によって変わってます。お店によっては、茄子天が長茄子天になっていたり、地域性が出ている場合もありますよ」


──とのこと。宮林さんいわく、丸亀製麺の天ぷらはできるだけ近くの地域で獲れるものを使っているのだという。地方の丸亀製麺は一号店しか行ったことがなかったので、地域性が天ぷらに出ていることは目からウロコであった。

というわけで、地方で丸亀製麺の路面店に立ち寄る時はトッピング棚に何が置かれているか要注目。ひょっとしたら、そこでしか食べられない天ぷらがあるかもしれない。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.