みなさんは「オレンジチキン」をご存じだろうか? オレンジチキンとはアメリカンチャイニーズレストラン「パンダエクスプレス」の看板メニューとして知られる、唐揚げの一種のことである。そしてもしかしたら近い将来、アメリカあたりで「オレンジチキン戦争」が勃発する……かもしれない。
というのも、つい先日コストコで発見した『李錦記 オレンジチキンソース』がどう見ても「パンダエクスプレス」に喧嘩を売っているとしか思えなかったからだ。味は抜群、コスパも最高。それでも『李錦記 オレンジチキンソース』は殺(や)りに行ってる……らしい。
・パンダエクスプレスの看板メニュー
一般的にアメリカで独特の発展を遂げた中華料理のことを「アメリカンチャイニーズ」と呼ぶ。日本の中華料理とは似て非なるメニューもかなり多く、全般的に甘めの味付けが多い印象だ。
アメリカンチャイニーズの中でも日本で最も有名なのが「パンダエクスプレス」で、同店は2016年に日本に再上陸。現在では全国8店舗を展開している。そのパンダエクスプレスの看板メニューが「オレンジチキン」だ。
オレンジチキン自体はパンダエクスプレスが元祖ではないものの「パンダエクスプレスといえばオレンジチキン」「オレンジチキンといえばパンダエクスプレス」くらいの知名度はある。「とらやといえば羊かん」と同レベルと言ってイイだろう。
・超有名ブランドのオレンジチキンソース
さて、コストコで発見した「オレンジチキンソース」は、465グラム × 2本セットで価格は798円。世界で初めてオイスターソースを製造したことで知られる「李錦記(りきんき)」の商品だ。
オイスターソース以外にも、鶏ガラスープや豆板醤などで知られる「李錦記」ならばオレンジチキンソースも間違いないハズ。しかも家でオレンジチキンが作れるなんて最高かよ! 迷うことなくオレンジチキンを購入した。
で、一応「オレンジチキンソース」にレシピも記載されていたのだが、要するに唐揚げにソースを絡めたものが「オレンジチキン」である。今回は出来合いの唐揚げを購入し、そのままソースを絡めることに。ポイントは……
たっぷり絡めること!
以上!!
パンダエクスプレスのオレンジチキンは、これでもかというほどソースがかかっている。ケチケチせずに、したたり落ちるくらいのソースを絡めた方がこの手の料理はウマい。
・ガチで激ウマ……だが!
で、味も最高ォォォオオオ! 柑橘系の香りと濃厚な甘さ、そして後から追いかけてくるほんのりとした辛味。これマジでオレンジチキンやんけ……! 自宅でオレンジチキンが作れるなんて、コストコと李錦記さん、本当にありがとうございます!! ありがとうございます!
……が!
個人的には冒頭でお伝えした「オレンジチキン戦争」がどうしても気になってしまう。先述の通り、オレンジチキンはパンダエクスプレスが元祖ではないため、どこのメーカーが「オレンジチキンソース」を販売していても問題は無い。だがしかし『李錦記 オレンジチキンソース』のパッケージをよくよく見てみると……。
パンダーーーーーッッ!
なんと確信犯的なデザインであろう? 本来なら「パンダエクスプレスとは無関係です風」にしてもおかしくないのに、わざわざパンダを匂わせてくるとは。パンダエクスプレス側から見たら「めっちゃ便乗してくるやん!」と思っても不思議ではない。
とはいえ『李錦記 オレンジチキンソース』が有能な商品であることには変わりなく、個人的には完全にレギュラー入り決定だ。どうか怒らないで、パンダエクスプレス様。そして『李錦記 オレンジチキンソース』も挑発はやめて──。
とにもかくにも、コストコで販売中の『李錦記 オレンジチキンソース』は激ウマだから、興味がある人はぜひ1度お試しいただきたい。何度でも言うけど、家でオレンジチキンが作れるなんて最高だよな! 今晩もオレンジチキンにしようっと!!
オススメ度(☆5中): ☆☆☆☆☆ オレンジチキンが好きな人はぜひ!
また買う度(☆5中): ☆☆☆☆☆ 無くなったら絶対に買う。
オススメシチュエーション: 唐揚げに絡めるだけであっという間に完成。パーティ向きかも
参照元:コストコ公式サイト 、 パンダエクスプレス
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.